ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜

ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜【65話】ネタバレ




 

こんにちは、ピッコです。

「ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜」を紹介させていただきます。

今回は65をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

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どういう訳か小説の中の悪の一族、アグリチェ一家の娘「ロクサナ」に生まれ変わっていた!

アグリチェは人殺しをものともしない残虐非道な一族で、ロクサナもまたその一族の一人。

そして物語は、ロクサナの父「ラント」がある男を拉致してきた場面から始まる。

その拉致されてきた男は、アグリチェ一族とは対極のぺデリアン一族のプリンス「カシス」だった。

アグリチェ一族の誰もがカシスを殺そうとする中、ロクサナだけは唯一家族を騙してでも必死に救おうとする。

最初はロクサナを警戒していたカシスも徐々に心を開き始め…。

ロクサナ・アグリチェ:本作の主人公。

シルビア・ペデリアン:小説のヒロイン。

カシス・ペデリアン:シルビアの兄。

ラント・アグリチェ:ロクサナの父親。

アシル・アグリチェ:ロクサナの4つ上の兄。故人。

ジェレミー・アグリチェ:ロクサナの腹違いの弟。

シャーロット・アグリチェ:ロクサナの妹。

デオン・アグリチェ:ロクサナの兄。ラントが最も期待を寄せている男。

シエラ・アグリチェ:ロクサナの母親

マリア・アグリチェ:ラントの3番目の妻。デオンの母親。

エミリー:ロクサナの専属メイド。

グリジェルダ・アグリチェ:ロクサナの腹違いの姉。

ポンタイン・アグリチェ:ラントの長男。

リュザーク・ガストロ:ガストロ家の後継者。

ノエル・ベルティウム:ベルティウム家の後継者

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65話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 質の悪い趣向

そんな考えでカシスをじっと見つめる。

すると、彼は少しだけ表情を固めた。

「手が遅くなっている。まだ半分以上も残っているじゃないか。もう少し食べるように」

「食べてるわ・・・」

瞬間的に「私がどうしてこうしなければならないんだろう?」と思ったが、口論する気分ではなく、ただやる気なしに手を動かしていた。

さっきシルビアに会ったこともあるから、たぶん私が目を覚ましたことをペデリアンの他の家族たちも知っているはず。

彼らはどう思っているのだろうか?

家門の没落の一助となり、父の息の根を締めるのに先頭に立った私を・・・。

他の人はともかく、ペデリアンの首長であるリセルだけは、私の行いを全て知っていると思う。

だから和合会の時も、私に妙な視線を向けたのだろう。

後にしてみれば、私が喜ばない可能性が大きかった。

私の行動は人論と違わず、そんなことはペデリアンの信念に反することだから。

だからこそ、シルビアの反応が意外だったのだ。

しかし、そうしたことはそれほど重要ではない。

カシスが私を引き入れたことについて彼らを納得させようが、それはどうでもよかった。

彼が私のせいで酷い立場に立たされても関与しない。

これはカシスが選択したことなのだから。

もっと率直に言うと、カシスが私のために困っている姿を見たいとも思った。

やっぱり血は争えない。

私にもこんな質の悪い趣向があったなんて。

 



 

まだ、カシスが私をここに連れてきてどうしたいのかハッキリ分からない。

確かに彼から聞いたのは、二度と経験できないような言葉だったが・・・。

それを「熱のこもった告白」と定義づけるべきかは分からない。

私に同情しているのか、死にかかった動物を、道から拾ってくるような気持ちで連れてきたのかもしれない。

しかし、昼の執拗なキスを考えると、私のことが好きなような気もした。

でもさっきは私が先に始めたじゃない。

私くらいの女が、あんなに堂々と誘惑すれば、その場に乗ってこない人がいるのは不可能では?

「もう食事はいいわ。一人になりたいから出ていって」

まあ、本当はどっちでも構わない。

最初から、私がここにどれくらい滞在するか分からなかった。

また、カシスの治癒能力がどれほど優れているかは分からないが、心の中から腐りきって死んでいく人を蘇らせることは、どうせ不可能なことだから。

だからカシスも私に残った時間を自分にちょうだいという言葉を比較的簡単に言えたのだろう。

それでも、私にそんなことを言ったのはカシスが初めてだった。

だから私の残りの人生の一部ぐらいは彼に渡せないこともないという気がしたのだ。

カシスが言ったように、どうせ捨てようとしていた時間であることも合っているのだから。

「使用人たちに指示しておいたから、しばらく過ごすのに不便はないだろう。必要なものがあれば何でも言ってくれ」

カシスは私が食べたのを見て、これでも十分だと思ったのだろうか。

「他にもし必要なことがあれば、いつでも呼んでくれ。私の部屋は、すぐ向かい側だから」

「え?」

思わず耳を疑ってしまい、反問してしまった。

「向かい側は、あなたのお部屋?」

「ああ。しばらくは私も別館に泊まるつもりだ」

「どうして?」

カシスは私をじっと見つめる。

「私のいない間に、あなたの体調が悪くなると困るから」

カシスは目つきも変えず平然と話す。

よもやと思い彼に聞いてみた。

「念の為に聞いておくのだけれど、この別館に他に泊まっている人は?」

「いない」

カシスは、今回も淡々とした口調で言った。

それは、この別館をカシスと私が二人きりで利用するという意味。

どうやらさっきの考えを訂正しなければならないようだ。

この人、人目なんて気にしないらしい。

 



 

アグリチェの消息は、他の三つの家門にも素早く伝わった。

「そう?珍しいな」

リュザーク・ガストロは、それほど大した話ではないというように、一度反応しただけで、その仕事から興味を失っていた。

その態度があまりにも煮え切らないので、リュザークに知らせを腹心が困惑するほどだ。

「どうせ私は首長ではない。母上が考えることだろう」

しかし、その話にも一理ある。

家門の全てを決めるのは首長の役割だったので、リュザークがつべこべ言うことではなかった。

しかも、彼は元々他人に関心がない方だ。

ラント・アグリチェに関しては、昨年、五つの家門の集まりに行ってきた母バドリサが「もし世の中に幽霊という存在があれば、恨みを買った霊魂たちに優に百回は殺される人間」と冷ややかに評価するのを偶然聞いた記憶があるだけ。

それでもその知らせを聞いた瞬間、和合会の時に会ったことのあるロクサナ・アグリチェと彼女の弟が少し頭に浮かんだ。

リュザークは彼らの状況を腹心に聞こうとして、やめた。

「今回の雪崩の被害規模は?」

「新しい集計によると・・・」

彼は想念を払いのけた後、腹心の説明を聞きながら足を運んだ。

 



 

別館はロクサナとカシスの二人だけ。

カシスは宣言通り、人目を気にせずに行動するみたいですね。

他の家門の反応も気になるところです!

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