影の皇妃

影の皇妃【115話】ネタバレ




 

こんにちは、ピッコです。

「影の皇妃」を紹介させていただきます。

今回は115をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【影の皇妃】まとめ こんにちは、ピッコです。 「影の皇妃」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介となっております。 ...

 



 

フランツェ大公の頼みで熱病で死んだ彼の娘ベロニカの代わりになったエレナ。

皇妃として暮らしていたある日、死んだはずの娘が現れエレナは殺されてしまう。

そうして殺されたエレナはどういうわけか18歳の時の過去に戻っていた!

自分を陥れた大公家への復讐を誓い…

エレナ:主人公。熱病で死んだベロニカ公女の代わりとなった、新たな公女。

リアブリック:大公家の権力者の一人。影からエレナを操る。

フランツェ大公:ベロニカの父親。

クラディオス・シアン:皇太子。過去の世界でエレナと結婚した男性。

イアン:過去の世界でエレナは産んだ息子。

レン・バスタージュ:ベロニカの親戚。危険人物とみなされている。

フューレルバード:氷の騎士と呼ばれる。エレナの護衛。

ローレンツ卿:過去の世界でエレナの護衛騎士だった人物。

アヴェラ:ラインハルト家の長女。過去の世界で、皇太子妃の座を争った女性。

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115話 ネタバレ

影の皇妃【114話】ネタバレ こんにちは、ピッコです。 「影の皇妃」を紹介させていただきます。 今回は114話をまとめました。 ...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • ウォルフォード騎士団長

皇居裏別館、深夜の仮面舞踏会がピークに達するため、出入り口は閑散としていた。

その時、別館の裏門を通じて黒い影が動く。

「殿下の仰るとおりですね。本当に動くとは思いませんでした」

屋根に身を隠していたリンドン伯爵が呟いた。

「もう少し待ってから動こう」

「それが良さそうですね」

シアンの言葉にリンドン伯爵も同意する。

失敗の経験を基に、慎重に対処することを選んだのだ。

案の定、別館から黒い影がまた飛び出した。

伯爵が性急に追いかけていたら、大変な目に合うところだっただろう。

「行こう」

「はい、殿下」

シアンは意欲的に身を躍らせる。

他でもなくエレナの構想した計略。

彼女が自分を信じて任せてくれたのでガッカリさせたくなかったのだ。

一定の距離を置いて密かに尾行しながらも、シアンとリンドン伯爵は二人を視野から逃さなかった。

移動手段から推測するに、栽培地はが首都内にあるのは間違いないだろう。

フリードリヒ大公家の威勢と権力は、帝国の空を覆ったと言っても過言ではない。

皇室は彼らの顔色を伺うことに徹底し、法さえも制御の手段になれなかった。

悲惨だが、それが現実。

シアンは現実をありのままに認めて受け入れた。

そして、出来ることから変えることを決心する。

その第一歩は、法に代わって大公家の不法なアヘン事業を壊すこと。

「大公家を倒す理由がもう一つ増えたな」

シアンは、さっきのエレナの目の中の憎悪を思い出した。

理由は分からないが、心に染みた彼女の恨みを晴らし、微笑ませてあげたかった。

追いかけた先は貴族の住む高級住宅街。

「灯台下暗しとはまさにこの道だな」

シアンが侮辱感で唇を噛む。

 



 

漆黒のように真っ暗な闇の中で殺気を感じ、二人はハッとした。

「・・・!」

案の定、覆面をかぶった十数人が急に飛び出してきて前を塞ぐ。

二人は追跡に長けた人物を向かわせるために、この場を請け負うことにした。

すると、成人男性の2倍近い体格の男が剣を抜いて威嚇的に歩いてくる。

「ウォルフォード騎士!」

シアンは一目で彼が誰であるかを見抜く。

凶暴で有名なラインハルト家の騎士団長ウォルフォード。

草原部族出身の彼は、傭兵だが非常識的な強さを認められてラインハルト家の騎士団長になった特殊なケースだ。

そのためか、騎士道とは程遠いく、乱暴で残忍な男。

そのような欠点があるにもかかわらず、彼はラインハルト公爵家の剣として君臨している。

敵が見当たらない圧倒的な強さを持っていたからこそ可能なことだった。

「命令だ、ベン」

シアンはこれ以上の不服は許さないという意思を表し、彼の後ろで緊張しているベンの名前を低く呼ぶ。

過去に、学術院を休学したルシアを探すために北部地域に送った者で、リンドン伯爵の騎士の中で最も視力が良く、身動きもとれる人物だ。

「戦闘が起きたら隙間を狙って追いかけろ」

「分かりました」

ベンはシアンの命令を受けて後退する。

 



 

ウォルフォードはその間にも徐々に距離を縮めてきた。

「何をひそひそ話をしている?あの世に誰が先に行くのか、順番でも決めたのか?」

シアンは膝を曲げて、地面を蹴り上げる。

バネのように弾力的に体が突っ張り、腰につけていた剣が稲妻のように抜かれた。

瞬間的に距離を縮める奇襲に、ウォルフォードが本能的に剣を立ててシアンの攻撃を防ぐ。

少し遅れていれば腕を斬っていたかもしれない鋭い攻撃を。

「お前、只者じゃないな?」

「・・・」

ウォルフォードの目つきが変わる。

(チャンスはもう一度)

シアンが再び仕掛けた。

彼は速度で優位に立とうとしたのだ。

ウォルフォードは慌てずに冷静な対応をする。

スピードがどれだけ速くても、攻撃が入ってくるのは一瞬。

その時に反応すれば勝敗がつく。

シアンもそれは理解していた。

結局、勝負はウォルフォードの予想を超えるほど早いかにかかっている。

目の前に飛び込んできたシアンの剣を、ウォルフォードは本能的に体を捻って剣を立てた。

シアンの一撃がウォルフォードの剣に阻まれる。

「終わりだ、ねずみ小僧」

ウォルフォードが歯をむき出しにしてニヤッと笑う。

スピードとパワーの対決は、一瞬にして勝負が分かれる勝負だ。

「え?どうして!?」

しかし、シアンの剣を押し出していたウォルフォードの目に戸惑いが生じる。

腕力に耐えきれないはずのシアンの剣が、なぜかウォルフォードの剣に亀裂を作り始めたからだ。

ウォルフォードの持つ黒い名刀。

ラインハルト公爵が彼を騎士団長に座らせるために作った剣。

そんな名刀が真っ二つに割れようとしていたのだ。

「・・・!」

ウォルフォードの目が一瞬大きくなった。

気のせいなのだろうか?

シアンの剣に陽炎のような煙が立ち昇るのを見たような気がしたから。

そして彼の剣は真っ二つになり、無防備に露出した腕にシアンの剣が稲妻のように食い込んだ。

そのままの動きで、シアンはウォルフォードの首筋を強く殴りつけて気絶させる。

 



 

シアンの実力は想像以上ですね!

彼の剣にも何か仕掛けがあるのでしょうか?

今のシアンとヒュレルバードが戦ったら、どちらが勝つのか気になります!

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