影の皇妃

影の皇妃【114話】ネタバレ




 

こんにちは、ピッコです。

「影の皇妃」を紹介させていただきます。

今回は114をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

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フランツェ大公の頼みで熱病で死んだ彼の娘ベロニカの代わりになったエレナ。

皇妃として暮らしていたある日、死んだはずの娘が現れエレナは殺されてしまう。

そうして殺されたエレナはどういうわけか18歳の時の過去に戻っていた!

自分を陥れた大公家への復讐を誓い…

エレナ:主人公。熱病で死んだベロニカ公女の代わりとなった、新たな公女。

リアブリック:大公家の権力者の一人。影からエレナを操る。

フランツェ大公:ベロニカの父親。

クラディオス・シアン:皇太子。過去の世界でエレナと結婚した男性。

イアン:過去の世界でエレナは産んだ息子。

レン・バスタージュ:ベロニカの親戚。危険人物とみなされている。

フューレルバード:氷の騎士と呼ばれる。エレナの護衛。

ローレンツ卿:過去の世界でエレナの護衛騎士だった人物。

アヴェラ:ラインハルト家の長女。過去の世界で、皇太子妃の座を争った女性。

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114話 ネタバレ

影の皇妃【113話】ネタバレ こんにちは、ピッコです。 「影の皇妃」を紹介させていただきます。 今回は113話をまとめました。 ...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 誘導される取引

「約束した物量とは違うようですけれど?」

「こちらもこちらなりの事情があるんだ。3kgをようやく集めてきた」

「はっ、3kgですか?」

エレナは呆れたように空笑いする。

そして、角の仮面の男を睨みつけた。

時には無言の圧力が相手に負担を与えることもあるから。

それが上手くいったのか、男は戸惑いながら言い訳を並べた。

「一か月後に物量を合わせてやる。価格的な面でも調整を___」

「今、調整と言いましたか?」

エレナは嘲笑を浮かべてヒュレルバードに視線を送る。

ヒュレルバードは別の鞄を開けて、男に見えるように提示した。

「・・・!」

男の瞳が大きく揺れる。

金貨とは比べ物にならないほど純度の高い金塊が鞄の中にぎっしり詰まっていたから。

大雑把に見ても金貨の2倍はある。

「私がお金を節約しようとしているように見えたかしら?」

「さっきも言ったが、こっちにも事情が・・・」

「私がそちらの事情まで聞いてあげないといけないのですか?」

「そうではなく・・・」

エレナの問い詰めに、男は冷や汗をかくしかなかった。

大口客だと分かっていたが、これほどの金塊を平気で融通出来るだけの財力家だとは思わなかったからだ。

「約束を守れなかったことは謝る。しかし、こちらにも事情があったんだ。正体不明の男たちが製造所を襲撃したから、阿片を精製できずにいる」

男の言い訳にエレナは目を細める。

厳しく彼を追求したのは、対話の流れをここまで引き出すための計画だったからだ。

「言い訳なんか聞きたくないわ。夜が明けたら私たちは帝国を去ります」

「ちょ、ちょっと待ってくれ」

「では対策を出してください。言葉の意味が聞き取れないのですか?あなた方はいくらかのお金を損しただけですが、私たちは本国に戻ってから計画をすべて修正しなければならないのです」

 



 

エレナが息をつく暇もなく言い放ったので、男の表情は歪んだ。

(気がおかしくなりそうだ)

アヘンをこれ以上渡す手段が全くない。

主原料となる「ピネチアの葉」があるとはいえ、製造過程を経なければアヘンと比べて幻覚性は著しく落ちる。

(ちょっと待て、そのまま葉を売ってしまおうか?)

一瞬思い浮かんだ考えだが、男は本気だった。

(どうせ今日出発するんだ。原料として売ればいい)

そこまで思い至ったので、男はすぐに決断を下す。

このまま客を逃すより、その方がいいと考えたからだ。

 



 

「じゃあ、これはどうだ?」

「何でしょうか?」

「急き立てても薬はこれで全部だ」

エレナの目つきが冷えるのを感じた瞬間、男はすぐに話を続ける。

「おい、話を最後まで聞け。アヘンの原料となる植物がある。精製していないから幻覚性は少し落ちるが、それでも悪くない効果だ。アヘンの代わりに、それを取引するのはどうだ?」

(引っかかった)

スカートの裾を持つエレナの手に力が入った。

「悪くないわね。けれど、表現がちょっと曖昧です。どれくらい幻覚性があるのですか?」

「半分ぐらい?アヘンと比べて効能が少し落ちるだけだ。その代わりに量を増やす。それでどうだ?」

実際は5倍もの差があるが、男は平気で嘘をつく。

エレナと取引したい気持ちが強まった足掻きだ。

「さっきも話しましたが、夜が明けたらここを離れるつもりです。舞踏会が終わるまでに貰えるのですよね?」

「勿論だとも」

男は力を込めて言い放つ。

その言葉は信頼を与えるための行動だったが、エレナには他の意味として受け取られた。

(舞踏会が終わるまでの時間は、僅か数時間に過ぎない。物を持ってくる時間を考慮すると、薬を保管する倉庫や栽培地が首都内にある可能性が高いわ)

ここまでエレナは自分の計画通りに完璧に取引を導き出した。

残ったのはシアンの役割。

「取引しましょう。幻覚性がアヘンより落ちるのだから、出来るだけ多く持ってくるように言ってください」

 



 

エレナの計画はアヘンの栽培地を割り当てることなのですね!

ここからはシアンの役割。

栽培地を発見することはできるのでしょうか?

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