影の皇妃

影の皇妃【172話】ネタバレ




 

こんにちは、ピッコです。

「影の皇妃」を紹介させていただきます。

今回は172をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

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フランツェ大公の頼みで熱病で死んだ彼の娘ベロニカの代わりになったエレナ。

皇妃として暮らしていたある日、死んだはずの娘が現れエレナは殺されてしまう。

そうして殺されたエレナはどういうわけか18歳の時の過去に戻っていた!

自分を陥れた大公家への復讐を誓い…

エレナ:主人公。熱病で死んだベロニカ公女の代わりとなった、新たな公女。

リアブリック:大公家の権力者の一人。影からエレナを操る。

フランツェ大公:ベロニカの父親。

クラディオス・シアン:皇太子。過去の世界でエレナと結婚した男性。

イアン:過去の世界でエレナは産んだ息子。

レン・バスタージュ:ベロニカの親戚。危険人物とみなされている。

フューレルバード:氷の騎士と呼ばれる。エレナの護衛。

ローレンツ卿:過去の世界でエレナの護衛騎士だった人物。

アヴェラ:ラインハルト家の長女。過去の世界で、皇太子妃の座を争った女性。

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172話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • side リアブリック②

「バスタージュ家のレン公子と公女が接触したようです」

リアブリックが本当かと顔を上げてルーカスと目を合わせた。

「もう一度言ってちょうだい」

「キュリー夫人の展示会で、二人が会話しているのを目撃しました」

ルーカスは見たことをそのまま報告する。

普段の服装とは違うという事実も伝え忘れずに。

変装かどうかはリアブリックが判断する問題だ。

「対話の内容は?」

「申し訳ありませんが、それは聞いておりません」

リアブリックの表情が深刻になった。

彼女は繰り返しテーブルをトントンと叩く。

考えが深まるときに飛び出す癖だ。

レンとエレナの接触を目撃したのは2回。

初代公爵生誕パーティーと、貴族会議の晩餐会。

過程もレンが強制的にエレナを引きずって無理やり踊ったのが全てだ。

二人の間で色々な話が交わされていたが、特に怪しいとは感じなかった。

その他にエレナが卒業して間もなくレンが大公家を訪れたことがある。

当時、リアブリックが不在だったので報告だけで聞いたが、エレナと短い余談を交わして帰ったと聞いている。

もしかしたら、自分が知らない時期に二人の関係が発展するようなことがあったのではないのだろうか?

 



 

「学術院」

リアブリックの唇の間から空白の時間を埋める単語が飛び出す。

学術院に在学した2年という時間は決して短くない。

関係が進展しても、悪化しても十分な時間だ。

「はあ・・・」

考え続けていたリアブリックが短いため息をつく。

起立していたルーカスが尋ねた。

「どうしたのですか?」

「もどかしいのよ。まるで霧の中を歩いているような気分」

最近、リアブリックは見違えるほど痩せていた、

フランツェ大公から受けた最後のチャンスを逃さないために必死に取り組んでいたのだ。

ところが、何も思い通りにいかない。

リアブリックは誰よりも自分が理性的だと自負していた。

また、鋭敏でずば抜けた自分の直感を信じていた。

しかし、もう本当に分からない。

(偶然なのかしら?あの子を大公家に入れてからズレたという気がするのは・・・)

大きな枠組みから見れば、自分が組んだ計画通りに流れているようだが、詳しく中を覗いてみると、何かが微妙にズレていることが分かる。

おそらく些細で確実ではないという理由でそっぽを向けたことが、今の結果を招いたのではないのだろうか?

「引き続き監視してください。特別な事項があれば、すぐに報告を」

「はい、子爵様」

ルーカスは礼儀正しく執務室を退出する。

一人残されたリアブリックは、消えない不安感を抱いて呟いた。

「アンは信用できない。学術院で私が知らない何があったのか調べてみないと」

 



 

皇太子妃選出式の第1次競合の5日後。

リアブリックの執務室に皇居近衛隊員が訪れた。

フランツェ大公に直接対面して報告しなければならない事案だが、近衛隊員は当然のようにリアブリックの元を先に訪れている。

「2次競合に進出しました。ベロニカ公女は貴婦人たちの絶賛を受け、評価点数でも圧倒的な点差で首席秘書官を務めました」

良い成績にもかかわらず、リアブリックは喜ぶ様子もなく淡々としていた。

審査に参加した貴婦人のうち、ラインハルト家と縁があるディロンス夫人を除いた残りの二人は事前に抱き込んでおいたのだから、当然の結果だ。

「皇居に特別なことはありませんか?」

「陛下の健康が日々悪化しています」

リアブリックの質問に、近衛隊員は皇室の内部事情を加減なく答える。

最初から剣術の実力が底をついた彼が皇居近衛隊員になれた背景には、大公家の支援が大きく作用していたからだ。

「他には?」

「確かではありませんが、皇太子殿下の行跡がおかしいです」

「おかしい?」

リアブリックの目尻がそっと上がる。

シアンは彼女が注意深く関心を持っている要注意人物。

単に皇位を継ぐ皇太子として育ったからではなく、その内心が分からない部類であるためだった。

「数日前、皇居の侍女たちが騒ぐ声を聞きました」

「聞かせてください」

「毎朝皇太子殿下の部屋を片付けているのですが、床に砂や土がよくついているそうです」

「よく?」

「はい。午後や夜間に公式な外部活動がない日もです」

リアブリックの目つきが沈澱する。

些細だが、片耳で聞いて流すには何かが気に障ったのだ。

「噂を聞いてみると、その他にも疑わしいことが一つや二つではありませんでした。付き添う侍女の話では、確かに昨日まではなかった小さな傷跡が一晩の間に出来ていて驚いたこともあるそうです」

「何かあるわね」

リアブリックは軽く聞き流してはならない事案だと考えた。

まだ確信するには早いが、シアンが何かを企んでいることは明らかだろう。

「ご苦労様。残りは私が措置しましょう」

「では、これで失礼します」

 



 

少しずつエレナへの疑いが深まっていくリアブリック。

学術院での行動を調査されるとマズイのでは?

皇室の行動にも監視をつけているリアブリックの権力は大きいですね。

シアンも以前から要注意人物だったとは・・・。

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