影の皇妃

影の皇妃【189話】ネタバレ




 

こんにちは、ピッコです。

「影の皇妃」を紹介させていただきます。

今回は189をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【影の皇妃】まとめ こんにちは、ピッコです。 「影の皇妃」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介となっております。 ...

 



 

フランツェ大公の頼みで熱病で死んだ彼の娘ベロニカの代わりになったエレナ。

皇妃として暮らしていたある日、死んだはずの娘が現れエレナは殺されてしまう。

そうして殺されたエレナはどういうわけか18歳の時の過去に戻っていた!

自分を陥れた大公家への復讐を誓い…

エレナ:主人公。熱病で死んだベロニカ公女の代わりとなった、新たな公女。

リアブリック:大公家の権力者の一人。影からエレナを操る。

フランツェ大公:ベロニカの父親。

クラディオス・シアン:皇太子。過去の世界でエレナと結婚した男性。

イアン:過去の世界でエレナは産んだ息子。

レン・バスタージュ:ベロニカの親戚。危険人物とみなされている。

フューレルバード:氷の騎士と呼ばれる。エレナの護衛。

ローレンツ卿:過去の世界でエレナの護衛騎士だった人物。

アヴェラ:ラインハルト家の長女。過去の世界で、皇太子妃の座を争った女性。

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189話 ネタバレ

影の皇妃【188話】ネタバレ こんにちは、ピッコです。 「影の皇妃」を紹介させていただきます。 今回は188話をまとめました。 ...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 第3次競合の朝

夜明け、アンとメイのノックの音で目が覚めたエレナは、身だしなみに熱を上げた。

皇太子妃が決まる最後の競合であるだけに、女中たちは真心を込めて装いに気を遣う。

4時間近くで身だしなみを終えたエレナが邸宅を出た。

「長いことは言わない。今まで通りにすれば、きっと良い結果が出るだろう」

「はい、お父様」

エレナはスカートの裾を持ち上げてフランツェ大公に挨拶する。

「行ってきます」

二度と戻る気のないエレナ。

「お祝いのプレゼントを用意しておこう」

人形にふさわしい悲惨な死をプレゼントするフランツェ大公。

本音を隠した別れの挨拶を終えたエレナは馬車に乗り、メイとアンが同席し、ヒュレルバードとローレンツが馬を引いて馬車の左右で護衛した。

邸宅から離れた馬車が点より小さくなる頃、フランツェ大公が口を開く。

「尾行しろ」

先ほどエレナを見送る時までは、その場にいなかったアルディールとルミナスがいつの間にか現れて動き出す。

 



 

その時刻、大公家を出るエレナは形容できない微妙な感情に浸っていた。

回帰前と違って、自分の足で大公家を訪れ、自分の足で乗り出したからだろうか。

自分の意図通りに流れていく今が誇らしいながらも依然として健在な大公家を没落させるために進む道が多く残っているという気がした。

(半分ね)

Lの身分に戻れば、潜在的な大公家の雷管に触れて爆発させなければならない。

安心するにはまだまだ遠い。

それを知りながらもワクワクした。

ベロニカという身分から脱皮し、完全に自分の人生を生きることになるというのがどんなものか期待してしまうから。

漠然とした恐怖と期待感が共存している。

過去に生きたことのない人生。

未知の人生を生きていくためにも復讐を1日も早く完了させたかった。

大公家を出発した馬車が皇居に入る。

先の1次と2次の競合とは異なり、3次の競合は西宮で行われる。

(3回目の競合なら、皇后陛下にお会いするのでしょうね)

西宮は皇后と皇妃、皇女たちが主に過ごす宮殿。

ここで3回目の競合を行う理由は、フローレンス皇后が直接候補令嬢たちの面々を見て対話を交わしながら評価するためだ。

若い頃、フローレンス皇后は頑固で野望で団結した女性だった。

シアンの母親である先代皇后が亡くなると、4代家門の一つであるジリンガム公爵家の女系だった彼女が皇后に任じられた。

現皇帝との歳の差が20歳を超えているにもかかわらず、彼女は皇后になることを厭わなかった。

フローレンス皇后には、自分の血筋を継いだ息子を産んで皇位を継がせるという野心があったから。

ジリンガム公爵家という母方の実家を置いているだけに、皇太子のシアンをいつでも取り替えようと考えていたのだ。

 



 

しかし、彼女の野心は最初から難関にぶつかる。

フローレンス皇后が後継者を産むことができなかったのだ。

10年が経っても懐妊の知らせがないと、実家のジリンガム公爵家まで彼女に背を向けた。

娘という事実を離れ、政治的に彼女の利用価値が尽きたためだ。

そのように独りぼっちになったフローレンス皇后には悪だけが残る。

幼いシアンをネズミ捕りのように捉え、エレナを執拗に苦しめながら腹いせをしてきた。

血一滴も混じっていない姑だったが、皇室の大人なので無闇に接することもできない。

(来るたびに感じるけど、皇居では良い記憶があまりないのよね)

エレナは苦笑いする。

「お嬢様、降りなければならないようです」

「そうね」

馬車から降りると、近衛隊員が待っていた。

彼らについてエレナが歩くと、いつの間にか馬から降りたヒュレルバードとローレンツが後に続く。

メイとアンも遅れをとりそうになり、小走りで追いかけてきた。

「ここで待機してください。後でお知らせに伺います」

西宮に設けられた応接間に案内されたエレナが部屋に入ると口を開く。

「ドアの前ではなく遠く離れてくれますか?今日はちょっと敏感なので気になってしまうので」

「それでは廊下の端に退いております」

エレナの頼みに近衛隊員は何も言わずに立ち去った。

皇太子妃の選出を控え、令嬢たちの神経が尖っているため、小さなこと一つにも敏感に反応する可能性があるため、最大限協力せよというシアンの指示があったからだ。

応接間に入ったエレナは、まっすぐ鏡の前に座る。

(今からが大事よ。ここでややもすれば、取り返しのつかない事態を招いてしまう。最大限自然に行動しないと)

 



 

ついに3次競合当日。

皇室の闇はかなり根深いですね・・・。

現皇帝がどんな人物なのかも気になります。

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