影の皇妃

影の皇妃【57話】ネタバレ




 

こんにちは、ピッコです。

「影の皇妃」を紹介させていただきます。

今回は57をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

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フランツェ大公の頼みで熱病で死んだ彼の娘ベロニカの代わりになったエレナ。

皇妃として暮らしていたある日、死んだはずの娘が現れエレナは殺されてしまう。

そうして殺されたエレナはどういうわけか18歳の時の過去に戻っていた!

自分を陥れた大公家への復讐を誓い…

エレナ:主人公。熱病で死んだベロニカ公女の代わりとなった、新たな公女。

リアブリック:大公家の権力者の一人。影からエレナを操る。

フランツェ大公:ベロニカの父親。

クラディオス・シアン:皇太子。過去の世界でエレナと結婚した男性。

イアン:過去の世界でエレナは産んだ息子。

レン・バスタージュ:ベロニカの親戚。危険人物とみなされている。

フューレルバード:氷の騎士と呼ばれる。エレナの護衛。

ローレンツ卿:過去の世界でエレナの護衛騎士だった人物。

アヴェラ:ラインハルト家の長女。過去の世界で、皇太子妃の座を争った女性。

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57話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • アヴェラの取り巻き

カリフと別れて自習室を出たエレナは中央図書館を出る。

これまではシアンのことで頭が複雑だったが、レンが対立していることを懸念してルシアとしての活動を自制していた。

いつものように地下の画室に向かうが、3、4人の女子生徒が前を塞いだ。

「そこに立ちなさい」

装飾に気を遣っていることから、彼女たちが貴族であることは容易に想像できる。

その中で、集団のリーダーと見られる女性には見覚えがあった。

(名前はミシェルだったかな?)

アヴェラの隣に寄生し、人の陰口を得意として、相手を陥れるのが得意な女性。

彼らが偶然ではなく、目的を持って文句をつけるのなら、面倒なことに巻き込まれたに違いない。

「私ですか?」

「そうよ」

「私に何の用事でしょうか?」

「用事?先輩が呼んだのなら、挨拶を先にするのが順番じゃないかしら?」

もう少し様子を伺うために、エレナは俯いて挨拶する。

「こんにちは」

「最近、新入生が礼儀正しくないという噂を聞いたけれど、これは酷いわね」

正常な挨拶であるにもかかわらず、露骨に言いがかりをつけられて確信する。

(私に喧嘩を売ってるのね)

彼らが絡んでくる理由を考えて、難なく答えを推測できた。

アヴェラはずっと前からシアンに片想いをしている。

皇妃選抜式においては手段と方法を選ばないくらいに。

そんな彼女からすればシアンと同行するエレナの姿が綺麗に見えるはずもない。

ため息を吐く。

振り返ってみると、これまでの全ての事件をもたらしたのはエレナ自身なのだから。

「あなた今、ため息を吐かなかった?」

彼女たちはエレナを別館の裏側に連れていく。

人目につかない場所に移動すると、彼女たちの口調は高圧的に変化した。

「あんた、馬鹿じゃないの?殿下が何度も話しかけてくれるから調子に乗ってるんじゃない?」

「・・・」

女子生徒たちが恐ろしい雰囲気を発する。

(呆れるわね。私がベロニカであることを知ったら目さえまともに見れない人達が、敢えて私を困らせようとするの?)

初めて経験する状況に呆れる。

エレナが明らかな嘲笑を浮かべた。

「何で笑ってんの、あんた」

「笑わないでいられますか?そんな脅し、あまりにも幼稚すぎます」

「な!?」

露骨に皮肉ると、彼女たちは顔を赤らめたり青くしたりした。

「ミシェル先輩、二人でお話しませんか?」

エレナが堂々と名前まで呼んで指差すと、ミシェルの瞳が揺れた。

「生意気な後輩が、私に何を言いたいのかしら?」

「そんな風に言わないでください」

「え?」

ミシェルの余裕ある表情が奇妙に歪んだ。

「アヴェラがあなたを大事に思っていると本気で思っているのですか?それは勘違いですよ」

「あなたが何を知っていると言うの?」

彼女が険しい顔で睨みつけてくる。

しかし、エレナは気後れするどころか、むしろ無表情に彼女を見つめた。

その無関心な視線に、ミシェルは自分が萎縮するのを感じる。

「他のことは分かりませんが、先輩の結末は分かります、とても悲惨だということを」

「・・・!」

エレナの話は嘘ではない。

社交界の派閥争いに負けた時、アヴェラはこれまでの悪事を全てミシェルの押し付けたのだから。

そばで騒ぐ女子生徒たちを無視し、もう一つ付け加えた。

「今からでもよく考えて行動してください。彼女は本当に先輩を大事に思っているのかを」

「・・・」

ミシェルは何も答えられなかった。

エレナの表情があまりにも真剣だったから。

ついに耐えきれなくなった生徒の一人がエレナの頬を叩こうとした瞬間。

 



 

  • レンの介入

「そこまでやるのかい?」

聞きなれない声に全員が振り向く。

「レ、レン先輩?」

ミシェルを含む女子生徒たちの表情が歪んだ。

アヴェラでさえ交際しない人物なのだから。

「その子は、私のだよ」

「え?」

「聞き取れなかった?私の狙っている子だよ」

「・・・!」

彼の発言は、エレナに手を触れるなという警告の意味に聞こえた。

「消えろ。3秒やるから」

殺伐としたレンの脅しに、彼女たちはその場から姿を消した。

 



 

  • レンへの借り

彼女たちを追い払ったレンが近づいてくる。

「君は敵が多いのかい?」

「・・・」

エレナはほとほと困った。

むしろ彼女たちを相手にした方がマシだったから。

「俺が君を助けたんだ。感謝の言葉もくれないのか?」

「放っておけばよかったのに」

「何?」

「あんな子たちは私一人で片付けられます」

ハッタリではない。

レンが現れなくても彼女たちを片付ける自信はあった。

この場を離れようとするエレナの前にレンが立ちはだかる。

「行けと言ってないけど?」

「言いたいことがあるなら仰ってください」

レンはエレナに目を合わせて、意味深な笑みを浮かべる。

「君は幽霊か?」

「どういう事ですか?」

「講義は受けていないし、寮にもいない」

「・・・!」

顔色が固まる。

「お前は一体何だ?」

「・・・幽霊ですよ」

「言い訳をしてもいい機会を与えているのだけど?」

この危機から逃れられないことを直感する。

(落ち着いて。ルシアじゃないからといって、私がベロニカだとは思っていないはず)

こういう場合は正面突破が正解。

「言いたいことはそれだけですか?」

「強気だね」

制服にスカートから学生証を取り出して差し出した。

「何が知りたいのか知りませんけど、これでいいですか?」

「これは偽造じゃないのか?」

「信じられない性格なのですね」

レンは意味深に笑った。

その微笑みでエレナは不安になる。

「四日後の食事はどう?助けてくれた恩恵も知らずに逃げると俺が寂しくなる」

「それはデートのお誘いですか?」

「そう受け取ってくれると嬉しいな」

この状況をどう受け止めていいか分からない。

(明らかに敵意を示しているのに・・・)

おそらく食事の席も疑いを確信に変えるための席だろう。

「返事がないのは承諾したと理解していいかい?あ!出ない考えはしない方がいい。私の性格を知っているだろ?」

「こんなにマナーのない招待は初めてです。当日、どこまでマナーが悪いかは確かに楽しみですね」

レンは、エレナの露骨な皮肉を聞いて、子供のように笑った。

まるで新しいオモチャを手に持ったように。

「何を食べようかな?当日に会おうね」

 



 

レンに厄介な借りを作ってしまいました。

彼が何を企んでいるか不安ですね・・・。

幸いにも、ルシアがベロニカ公女とは気づいていませんが。

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