こんにちは、ピッコです。
「言葉遣いには気をつけてください、聖女様!」を紹介させていただきます。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
25話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 条件付きの協力関係
「……やります。」
「本当ですか?」
信じられないというような、嬉しそうな表情で尋ねるヒルデオンに、私は力強くうなずいた。避けられないなら、受け入れるしかない。今の私は、人生のモットーを忠実に実践していた。
「ただし、条件があります。」
「何でもおっしゃってください。」
「一つ目。もし私が呪いを解けなかったとしても、決して私を責めないでください。」
「もちろんです。」
返ってきたきっぱりとした答えに、これ以上ないほど満足した。特に相手がヒルデオンだったから、なおさら信頼できた。
「二つ目。呪いを解くことに積極的に協力してください。」
呪いを解くための条件は、私一人では到底こなせるものではなかった。一つ目の条件である「ヒルデオンのバグを10回除去する」こともそうだし、二つ目の条件である「不幸以上のバグを3回以上除去する」ことも同じだ。
(不幸がゾンビなら……災厄はいったいどれほど恐ろしいんだろう。)
世界滅亡なんて考えたくもない。そもそも滅亡に至った時点で、この世界は終わりではないか。とにかく、「不幸以上」の事態を私一人で対処するのは、明らかに無理だった。
「どんなことでも引き受けます。」
「……どんなことでも?」
こくり、とヒルデオンは迷いのない表情でうなずいた。
「では、三つ目です。」
これが一番大事な条件だった。
「殿下も、私が助けを必要とした時は、必ず力を貸すと約束してください。もちろん、違法なことをお願いするつもりはありません。」
ヒルデオンがためらうかもしれないと思い、私は急いで付け加えた。だが、予想に反して彼は少しもためらわなかった。
「皇太子の名にかけて、お約束します。」
ためらうどころか、その言葉はこの上なく頼もしく、心強く響いた。彼が出せる答えは、それだけだった。真剣な眼差しで見つめられると、なぜだか私は思わず視線をそらしてしまう。
(本当に……澄んだ目をしてる。)
「分かりました。では、殿下から他に何かご要望はありますか?」
「私からは、ただ秘密を守っていただければ十分です。」
「その点はご安心ください。」
私は口が堅いことで終わるような人間ではない。もともと一つの職場で長く働くには、口が堅くなければならないし、私は鉄壁の秘密厳守で有名だった。そのせいか、人から何でも打ち明けられてしまうのが悩みではあったが……知りたくもない業界の裏事情まで、半ば強制的に知る羽目になることも多かった。
『あ、それも言っておかないと。』
前世で社畜として生きていた頃を思い出すと、一つだけ確実に言っておくべきことがあった。
「それと……もしどこかから話が漏れても、私を疑っていただけますか?」
秘密というものは、いつかは漏れるものだ。知りたくもない秘密を知っているだけでも厄介なのに、その秘密を広めた犯人だと疑われたら、たまったものではない。それは、前世で何度も経験してきたことだった。それに――
『原作の後半では、ヒルデオンの秘密が帝国中に知れ渡る。』
ヒルデオンが何度も暴走する原因となった、大きな出来事だった。もちろん、それだけが理由ではなかった。
(いつから噂が広まり始めたんだろう……。)
どこで、どのように広まったのか、その出所までは分からなかったけれど。
「ご心配なく。私がロエーラ様を疑うことはありません。」
私が原作のことを思い返している間に、彼がそう言った。
「本当ですか?」
「もちろんです。」
改めてそう言ってもらえたことで、ようやく少し安心できた。張り詰めていた表情も、ようやく少しだけほころぶ。
「よかった。これで私たちは仲間ですね?」
「仲間……」
彼は小さくつぶやきながら、こくりとうなずいた。
よし。これで私たちは同じ陣営になった……。
「仲間になった記念に、私も一つ秘密をお話しします。」
私は乾いた唾を飲み込み、言葉を続けた。
「実は……私には、少し変わったものが見えるんです。」
「そうなのですか?」
頭のおかしい人だと思われる覚悟で打ち明けたのに、返ってきたのは予想以上に真剣な反応だった。
「何が見えるのですか?」
「……アホペプの気配です。」
アホペプという名を聞いた瞬間、ヒルデオンの表情が驚きに染まった。驚くのも無理はない。聖女でもルケラの力でもなく、アホペプの気配が見えると言われたのだから。
(そういう気配は感じていたけど……本当は違うけど。)
とはいえ、システムやバグのことをそのまま話すわけにはいかないので、少しぼかして説明しただけだ。システムも「アホペプの力がバグや影響を与えている」と言っていたし、この程度のごまかしなら問題ないだろう。
「以前から見えていたのですか?」
「幼い頃からではありません。見えるようになったのは、一か月ほど前です。」
「一か月前ですか……」
「正確には、殿下に初めてお会いした日です。」
「……もしかして、アホペプの気配が可愛らしく見えたのですか?」
『えっ。何それ。バグがなんで可愛いの。』
私が思わず表情を隠せずにいると、彼は首をかしげ、小さくつぶやいた。
「それなら、それは本当に私にとって……」
何を言おうとしているの? ともかく、ここが肝心だったので、私はそのまま話を続けた。
「それからあの日、私は聖遺物を回収するようにというもの以外に、もう一つ神託を受けたんです。」
「もう一つの神託?」
「はい。ルケラとアホペプの均衡が崩れたことで、アホペプの気配があちこちに広がってしまいました。その気配は各地で不幸や災厄を引き起こしています。」
「不幸……?」
「不幸」という言葉に、彼は妙に敏感な反応を示した。
「どうされたのですか?」
ヒルデオンは少し言いよどんでから、口を開いた。
「私の呪いも……周囲の人たちに不幸をもたらすのです。」
沈んだ声を聞いた私は、思わず目を見開いた。
(ああ、そういうことだったのね!)
だから初対面のとき、孤独な狼のように「あなたの不幸は私のせいだ」と言っていたのか。ようやく納得がいった。
(そういえば原作でも、そのせいで人と距離を置いていたんだっけ。)
特にバスティオンで暴走したときも、長年の友人で最も信頼していた仲間であるヘステンが大怪我を負ったことで、これまでになく深く自分を責めていた。すべて自分のせいで不幸な出来事が起きたのだ、と。
『こんな設定があったことを忘れていた。』
しかし、それも無理はなかった。そもそもこの設定自体が……。
「誤解です。」
それはヒルデオンの一方的な思い込みにすぎなかったのだから。
「誤解だって?」
「はい、誤解です。」
だが、ヒルデオンはロエーラの言葉を信じることができなかった。
『それが誤解なはずがない。』
これまで私のそばでは、不幸な出来事が起こるのを一度や二度見てきたわけではなかったのだから。小さなものでは、つまずいて転ぶ人から、頭の上に植木鉢が落ちてくる人までいた。そんなことが頻繁に起きていたのだ。
「むしろ、その逆です。」
「逆……?」
「殿下の呪いが不幸を呼び寄せているのではなく、不幸のほうから殿下を探してやって来るんです。」
ロエーラはそう説明した。アホペプの呪いは、アホペプのように不幸を糧として成長する。だからこそ、わざわざ不幸を探して動き回るのだ。
『実は原作では、ヒルデオンの呪いが不幸を探し回るということしか描かれていなかったけれど――』
アホペプが不幸を養分にしていると知った今なら、そこまで推測することができた。ヒルデオンは呆然とした表情を浮かべる。
「そうでしたか。そういえば、私たちが同じ道を歩いたことが何度かありましたね。」
そして、そんな日には決まって私の周りで不幸なことが起きていた。ロエーラは考え込むヒルデオンに向かって、にっこりと微笑んだ。
「ですから、どうかご自分を責める必要はありません。すべて起こるべくして起きたことで、殿下はただそれを見ていただけ……いえ、ご自身の意思とは関係なく、無理やり目撃させられただけなのですから。」
不思議だった。不思議なくらい、心が慰められる言葉だった。実際、呪いによる苦しみは身体の痛みだけではない。自分のせいで周囲の人たちが不幸に巻き込まれてしまう――そんな思いを拭い去ることができなかった。その精神的な苦痛は、毎日のように悪夢を植え付けていた。
しかし、その日。バスティオンでロエーラと初めて出会った日。あの日の事故も、やはり自分のせいだと思い込んでいた私に、ロエーラはこう言った。
『自分を責めないでください。誰が何と言おうと、あなたは私の恩人なのですから。』
私は、その言葉をただの気休めだと思っていた。本当に、慰めるためだけの言葉だと。だけど、それは本当に私のせいではなかった。私自身が不幸を引き寄せていたわけではなかったのだ。
「……よかった。」
目元を手で覆った彼は、小さくそうつぶやいた。これほど大きな安堵を覚えたのは、いつ以来だろう。
そして、その瞬間――。
チリン!
<ヒルデオンのバグが解除されました!>
・ヒルデオンのバグ解除(1/10)
「……えっ、こんなにあっさり?」
何をしたわけでもないのに、バグ解除が1回分進んでしまった。どうやら、さっきヒルデオンが慰められたことがきっかけだったようだ。
『それなら、あと十回慰めれば……』
<身の程知らずな発想を感知しました。>
『あの様子……たぶん後ろに誰かいるわね。』
ロエーラは唇を尖らせながら、お茶を一口すすった。しばらくして、ヒルデオンは先ほどまでの動揺が嘘だったかのように、いつもの無表情へと戻っていた。ロエーラは「もう大丈夫ですか」と尋ねる代わりに、後回しにしていた本題を切り出す。
「ルケラ様のご依頼で、あちこちに広がっているアホペプの気を浄化していました。でも、もう私一人では到底手に負えません。ですから……」
その先を察したヒルデオンは、静かにうなずいた。
「わかりました。私も協力します。」
そう言うと、彼はさりげなく視線を横へ向けて付け加えた。
「私たちはもう、仲間ですから。」
「本当にありがとうございます!」
一緒にミッションをこなすパーティーを組めたと思い、ロエーラは満面の笑みを浮かべた。
『これからは難しいことはヒルデオンに手伝ってもらえばいい!』
彼女はそれくらいにしか考えていなかった。しかし、そんなこととは知らないヒルデオンは、胸の内で感嘆するしかなかった。
『あの人まで喜んでくれるだろうか。』
彼女はただ、アホペプの力を浄化するために手を貸すと言っただけだった。もしかすると、自分以上に帝国のことを思い、愛しているのかもしれない。それなのに、あんな人に対して、あのような噂が流れていただなんて。
「やっぱり、噂は全部でたらめだったんですね。」
「え?」
目を丸くするロエーラを見て、ヒルデオンは口元にかすかな笑みを浮かべた。
「いえ。何でもありません。」
しばらくして、ひと通り話が終わると、ロエーラは先に席を立った。
「それでは、私はこれで失礼します。」
「お見送りします。」
「そこまでしていただかなくても……」
「お客様をそのままお帰しするわけにはいかないので。」
……そう言われてしまっては仕方がない。
「では、よろしくお願いします。」
二人は並んで皇宮の廊下を歩いた。胸のつかえが取れて気分が軽くなったロエーラとは対照的に、ヒルデオンの表情はあまり晴れなかった。いや、正確には、晴れていた。ロエーラが「これからは私たちは仲間です」と言った時までは。
自分の呪いが不幸を呼び寄せているわけではないと知って安堵し、喜んでロエーラを助けようと決めた時までは、この上なく晴れやかな気分だった。問題は、その後だった。
「さて、これから殿下に知っていただきたいことがあります。」
「知っておくべきこと?」
「私がアホペプの気配を浄化する方法は、少し変わって見えるかもしれません。でも、私を信じてついてきてください。」
「わかりました。でも、その“独特”というのが、どういうものなのかいまいち想像できません。」
ヒルデオンの言葉に、ロエーラは少し考えてから例を挙げた。
「うーん……突然手をつないできたり、急に何かを投げつけてきたりします。やり方はその時々で違いますね。」
ぴたりと足を止めたヒルデオンの表情が、わずかに固まった。
「……手は、誰とでもつなぐものなのですか?」
「さあ……状況によるんじゃないでしょうか?」
「私の代わりに捕まえてきてもらうことはできませんか?」
「それはちょっと……」
ロエーラはぎこちない笑みを浮かべて、彼から目をそらした。ともかく、それ以降ヒルデオンの気分は沈んでしまった。理由は本人にも分からなかった。どうしてこんな気持ちになるのか、自分でも理解できない。ただ今抱いている感情は、アホペプに対する怒りだけだった。
どうしてこの世に存在していて、わざわざロエーラが出向いて浄化しなければならないのか。
『……二度と気配すら漏れ出さないように、完全に封印する方法はないのだろうか?』
皇室のどこかに封印されているという心臓も、完全に破壊してしまったほうがいいのではないか――そんなことまで思ってしまった。
『やっぱり今日、あの心臓について調べてみないと。』
ヒルデオンが静かにそう決意した、その時だった。二人の前に誰かが立ちはだかった。相手の顔を確認したロエーラは、露骨に顔をしかめる。その反応を見た相手は、小さく鼻で笑った。
「そんな顔をされると傷つくな、ロエーラ。」
「では、どんな顔をすればいいんですか?」
刺々しい口調で返すロエーラを、ヒルデオンはじっと見つめた。こんな彼女の姿を見るのは、彼にとっても初めてだった。ヒルデオンはそのまま視線を前へ移し、目の前の男を見据える。
『いったいどういう関係なんだ、あそこまで敵意を向けるなんて?』
その疑問は、ほどなくして解けた。
「昔みたいに、私を愛おしそうに見てくれたらいいのに。私に夢中だった頃みたいにね。」
悪趣味な笑みを浮かべていたデモスは、その瞬間、思わず息をのんだ。どこからともなく、刃のように鋭い殺気が自分へと突き刺사してきたのだ。この圧迫感は、一体……。張り詰める表情で、その気配の主を探して視線を巡らせる。そして、視線が交わった瞬間――。
「久しぶりだな、デモス。」
ヒルデオンが、冷え切った声でそう声をかけた。
『何だ? なんであんな目で見てくるんだ。』
ヒルデオンの視線を受けて、デモスは思わず生唾を飲み込んだ。普段のヒルデオンとデモスは、お互いを無視し合うような関係だった。顔を合わせても特に挨拶を交わすことなく、そのまますれ違うだけ。あるいは、デモスが一方的に絡み、ヒルデオンが無視して立ち去るかのどちらかだった。それなのに、あんな視線を向けたうえ、自分から話しかけてくるなんて。
「皇后陛下に会いに来たのか?」
「……あ、ああ。」
思わず、声が少し震えてしまった。ヒルデオンは無表情のまま軽くうなずく。
「なら、そのまま皇后陛下のところへ行け。」
「……」
「余計なことは話しかけるな。」
デモスの顔がゆっくりと赤く染まっていった。彼はこのような扱いを受けることに慣れていなかった。全面的に自分を支えてくれる皇后と、皇族の血を引く父を後ろ盾にして育った彼は、何一つ不自由を感じたことがなかった。いつも自分こそが人々の頂点に立つ存在だと思っていた。相手がヒルデオンであっても、自分より上だと考えたことは一度もない。どんな侮辱を受けても意に介さず受け流してきた彼だったが――。
『愚か者め。』
『最も祝福された皇太子』だって? 笑わせる。あいつには、人の上に立つだけの器も資格もなかった。
――そうだ。確かに、ずっとそう思っていたはずなのに。
それでも、デモスはどうしても口を開くことができなかった。あからさまに見下すような口調に怒鳴り返したいのに、言葉が出てこない。深い緑色の瞳が、自分を押し潰すように見据えていた。その時ふと、異教徒との戦いで彼につけられた異名を思い出す。
『不幸を呼ぶ皇太子。』
彼と出会った者は命を落とす――そんな噂からついた異名だった。ついに、デモスは乾いた唾を飲み込み、ようやく口を開く。
「……いいさ。相手にする価値もない。」
そう言うと足早にその場を通り過ぎ、立ち去っていった。遠ざかっていくデモスの背中を見送りながら、ロエーラは思わず吹き出す。
『逃げるのがバレバレなんだけど?』
まったく、感じの悪い男だ。私の前では偉そうにわめき散らしていたくせに、ヒルデオンが少し本気を出しただけで尻尾を巻いて逃げるなんて。まさに「弱い者には強く、強い者には弱い」の典型だ。
『うわぁ、あれが男主人公なの?』
「大丈夫ですか?」
険しい表情でデモスの後ろ姿を見つめていたヒルデオンに、ロエーラが声をかけた。その時、ヒルデオンが遠慮がちに声を漏らす。
「え? 何でしょうか?」
「私が追い払ってしまったのではないかと、少し気になりまして。」
ロエーラはぶんぶんと首を横に振った。
「いいえ、送っていただけてむしろ助かりました。あの人は私にとって黒歴史みたいな存在なんです。」
「黒歴史……ですか?」
「思い出したくない記憶のことです。夜になるたびに布団の中で『どうして私はあんな人を好きだったんだろう』って後悔するような記憶。私にとってデモスは、まさにそんな存在なんです。」
「では、もうお好きではないのですか?」
「もちろんです。好きじゃないどころか、大嫌いですよ。」
――ああ、よかった。
ロエーラのきっぱりとした返事に、ヒルデオンは思わず安堵した。そして次の瞬間、彼は困惑するしかなかった。
『……さっき、私はどうして安心したんだ?』
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条件付きの協力関係の成立ロエーラはヒルデオンに対し、呪いを解けなくても責めないこと、積極的に協力すること、そして互いに助け合うという3つの条件を提示し、二人は同じ陣営(仲間)として契約を結ぶ。
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呪いの誤解の解消とバグ解除ロエーラが「殿下の呪いが不幸を呼び寄せているのではなく、不幸のほうが殿下を探してやって来るのだ」と説明したことでヒルデオンの精神的な苦痛や自責の念が和らぎ、思いがけず1回目のバグ解除が達成される。
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デモスとの遭遇とヒルデオンの心理変化皇宮を辞去する道中で二人の前にロエーラの“黒歴史”であるデモスが立ちふさがるが、冷徹な殺気を放つヒルデオンの威圧感に気圧されたデモスは逃げるように立ち去り、その様子を見たヒルデオンはロエーラのきっぱりとした言葉に密かな安堵と困惑を覚える。