ジャンル、変えさせて頂きます!

ジャンル、変えさせて頂きます!【132話】ネタバレ




 

こんにちは、ピッコです。

「ジャンル、変えさせて頂きます!」を紹介させていただきます。

今回は132をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

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132話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 満開の花畑

私はテーブルの上に置かれている今日の朝刊を持ち上げた。

私たちが結婚したという事実がすでに新聞に広告として載っており、それが噂好きなリューディガーの仕業であることは間違いなかった。

結婚発表さえただの通過点のような扱いだったが、今回の広告は少しだけ記事の形を取ろうとした形跡が見られる。

(私が見たときは記事ではなく、単なる噂話だったじゃないか・・・。これ、記事のチェック誰がしたんだ? こんなに主観的な言葉を並べていいのか? 誰が見ても笑い話になるぞ)

『資本の注入が行われました』などと主張しているの?

私は思わず苦笑いした。

結婚式で着たドレスがどれほど豪華か、どれだけの宝石があしらわれていたかを分析するどころか、私とリューディガーの恋愛話を一つのラブストーリーとして書いているわけではない。

しかも、そのラブストーリーは毎日連載されているような状況だった!

誰かがソースを漏らさなければ出てこなかったであろう話が、現実よりもほんの少しだけ脚色されて美化されていた。

(男の話だったら面白かったかもしれないのに・・・。しかし、何とも私の話だなんて。)

私はため息をつき、新聞を置く。

向かいの席に座っていたリューディガーは、私のその様子を見て、戸惑いを隠せないようだった。

もちろん、リューディガーが私の許可を取らずにこんな話をマスコミに漏らしたわけではない。

許可なしにフランツへ暗殺を試みた挙句、大事になった後で、事故が起こる前に許可を取らなければならなかった、というようなプロセスに基づいて入力された情報のようだ。

それは実に興味深かった。

新聞でとんでもない記事が書かれているのを見て、「これはいくらなんでもあり得ないだろう」と思わず許可してしまった。

まさかこんな形で記事になるとは思わなかった!

(はあ、許可した私が悪いんだ、私の失敗だ。)

私は深くため息をついた。

それでも、今回の件でリューディガーの新たな一面を発見することができた。

世紀のカップル、一組の象徴的存在として歴史に名を刻むだの、ロマンティックな物語として私たちを取り上げる内容を見るたびに、彼が顔を赤らめる様子が微笑ましかった。

普段は他人の視線を全く気にしない彼が、こういったことにはやはり弱いらしい。

その間、リューディガーはあえて無表情を装いながらも、新聞のタイトルをじっくりと読んでいた。

口元が少し動くのを抑えきれない姿が愛らしく見える。

やはり、彼はどこか可愛らしい部分がある。

 



 

「レディ・マイバウム。お時間です。」

「もう?」

私は思わず時計を見た。アンティークの置き時計が約束の時間を指していた。

約束とは、結婚記念としてのウェディング写真の撮影・・・いや、肖像画の撮影のことだった。

リューディガーと私の結婚を記念して、ルカまで加わった3人の肖像画を残す予定だった。

当然、ルカはなぜ自分が加わる必要があるのかとぷんぷん怒っていた。

しかし私はルカがいなければ成り立たないと強く主張し、リューディガーも私と同意見だった。

私たちが一致団結してルカを説得した結果、渋々ながらも彼は了承したものの、彼の不満げな表情は明らかだ。

「これ、本当にやらないといけないの?」

「家族になった証なんだから。後で振り返る良い思い出になるわよ。」

「思い出って何だよ、その新聞の切り抜きだけでも十分だろ。」

「もちろん、それも思い出だけど。でも、後々にあなたの四親等に見せられるような立派な思い出になるかって考えたら?」

「お、おい、叔母さん!そんなことよくも言うな!」

その瞬間、ルカの顔が真っ赤に染まった。

年甲斐もなく、これだから子どもが余計なことを知りすぎると困るのだ。

私はあっさりと受け入れた。

「できないことが何かある?いや、そうでないなら何だ?従兄弟ができるのが嫌なの?」

「い、嫌だなんて言ってないだろ!」

ルカがバッと立ち上がり、その瞬間、絵を描いていた画家が険しい表情でこちらを見た。

「お客様、どうぞ静かにお願いします!」

「まあまあ、落ち着いてよ。」

私はくすくす笑いながら肩をすくめた。

いつもルカが怒るだけなのを見ていると、こんな風に少し反撃するのも楽しいと思えてしまう。

画家が大きく息を吐きながら続けた。

「お若い方にはじっとしているのが難しいようですね。とりあえず構図は決まりましたので、お客様は少しお席を外していただいても構いません。」

「お若い方って・・・!」

画家の言葉にルカが憤慨する。

自分が子どもだとされることを大人げなく否定しつつ、それでもどこか得意げな様子だった。

自分を子ども扱いされることを何より嫌うルカだ。

画家をにらみつけるルカの青い目がきらきらと光っていた。

その輝きがあまりにも鮮やかで、画家はたじろいで慎重に言葉を選んだ。

「・・・ど、どうかじっくりとご覧ください。少しも動かないのが立派ではありませんか。」

複雑な親戚関係に言及しながらも、画家は結局リューディガーを「准将」と呼ぶことに決めた。

リューディガーがそれを聞いて何も言わなかったため、画家はさらに困惑しつつも、ますます彫刻のような無表情で作業を続けた。

その様子を見ていたルカの顔が急に赤くなった。

先ほどの彼の美貌が全く生かされていないその表情に、私は思わず笑ってしまいそうになる。

気まずそうなルカを助けるために声をかけた。

「これからまたやるんだから、もう疲れちゃったらどうするの?」

「何?この行事、またやらなきゃいけないの?」

「そうよ。君が将来入学するときとか、リューディガーが公爵になったときとか・・・。」

「何かあるたびにやるつもりなの?」

ルカは舌打ちをして、喉が詰まったような声を出した。

私は目を丸くして誇張気味に声を上げた。

「当然でしょ!残すのは写真、いや、絵しかないんだから?嫌ならカメラを発明してみたら?」

ルカは不満げな態度を取った。

そんな反抗的な態度を続けていたルカだったが、ついに諦めたようにしぶしぶ尋ねた。

「・・・カメラって何?」

 



 

夢を見た。

ラリサの夢だ。

月光を浴びて作られたような外見で近づいてくる姉は、死の直前のやつれた姿ではなく、ひときわ健康的で美しかった頃の姿だった。

私を見て微笑むその姿に、思わず涙がこぼれる。

私は姉に向かって手を伸ばした。

指先に触れる姉の感触があまりにも生々しく、離したくないと思った。

「お姉さん。」

私の呼びかけにラリサは何も答えなかった。

ただ微笑むだけ。

これまで一度もお姉さんが夢に出てきたことはなかった。

今日は私を祝福するために来てくれたのだろうか。

それなら本当にこれ以上ない幸せだろう。

私はラリサを抱きしめたまま、これまで伝えたかった言葉を彼女に伝えた。

「ルカを託してくれてありがとう。私はまだ未熟な部分がたくさんあったけど……これからはルカを幸せにしてみせるから。」

お姉さんは相変わらず何も言わずに微笑んでいた。

その笑顔は、五月のエムデンの満開の花畑のように広がっていた。

 



 

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