もう泣いてもいいですか?

もう泣いてもいいですか?【29話】ネタバレ




 

こんにちは、ピッコです。

「もう泣いてもいいですか?」を紹介させていただきます。

ネタバレ満載の紹介となっております。

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又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【もう泣いてもいいですか?】まとめ こんにちは、ピッコです。 「もう泣いてもいいですか?」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 




 

29話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 涙の墓標

「わあ……」

イビィは、白い大理石で造られた図書館の入口を見上げ、思わず感嘆の声を漏らした。

「ここが図書館なんだ……」

これまで見たことがある図書館といえば、上級学校の図書館くらいだった。とはいえ、そこは図書館というより、古びた本の墓場のような場所だった。

蔵書を充実させるため、ときどき新しい本が入荷することはあったが、そうした本はすぐに生徒たちに借りられてしまい、なかなか戻ってこなかった。

私は図書館なんて、いつも放置されて埃だらけの場所だと思っていた。

「ここが……天国なのかも」

イビィは鞄を抱きしめたまま、口をぽかんと開けた。

英才院の図書館は、4階建ての壮麗な建物だった。

大理石のアーチ門をくぐると、4階まで吹き抜けになった広いロビーが広がっている。

天井には半球状のガラス天窓があり、そこから差し込む陽光が白い壁を照らし、館内を明るく包み込んでいた。

横へ続く廊下に入ると、分野ごとに分かれた部屋の中には本棚がずらりと並んでいた。

本棚の間には一つずつ机が置かれ、利用する学生たちを待っている。

それだけでも圧巻の光景だったが、本棚の上にはさらに見事な装飾が施されていた。

神話の一場面を描いた絵画や、英才院を卒業した著名人たちの肖像画が至る所に飾られ、本棚の間には彼らの銅像まで立っていた。

まるで図書館というより、貴重な文化財を収蔵した博物館のような雰囲気だった。

こんな場所で本当に勉強していいのだろうか。

むしろ神様にお祈りしたくなるくらいだ。

驚きっぱなしのイビィとは対照的に、英才院の学生たちは「立派だけれど見慣れた光景」といった様子だった。

ほとんどの学生は、ここよりもさらに大きなアカデミーの図書館を見たことがあるからだ。

図書館へ入った学生たちは、それぞれ勉強する席を探して歩き始めた。

その間もイビィは、図書館の中を見回すのに夢中だった。

そしてしばらくしてから、自分の座る席が残っていないことに気づく。

皆、勉強する場所を確保しようと急いでいたため、机はあっという間に埋まってしまっていたのだ。

ようやくイビィは慌てて別の閲覧室を探し始めた。

もともと英才院の学生数を考慮して造られたため、図書館はかなり広い。

問題は、今日は仮開放の日で――

今日は図書館の一部だけが開放される日だった。

そのため、利用できる部屋はごく一部しかなかった。

遅れてやって来た学生たちは、空席がないことを知ると、残念そうに引き返していった。

「帰ろうかな……」

何周も歩き回っても空いている席が見つからず、イビィが諦めて引き返そうとしたその時、隅の方に少しだけ開いた扉を見つけた。

「ここは……?」

立派な扉を見る限り、大切な本を保管している部屋のようだった。

中をのぞくと、窓際に小さな机が一つ置かれている。

「空いてる!」

しかも部屋は奥まった場所にあり、ほかの学生もあまり近寄ってこない。

しばらくすれば誰かが来るかもしれないが、当分は静かに過ごせそうな場所だった。

「使ってもいいよね?」

特に「立ち入り禁止」と書かれた札もなかったので、イビィは――

イビィはそっと部屋の中へ足を踏み入れた。

外のものとは木材から違う、高級感あふれる本棚が並ぶ部屋だった。

本棚だけでなく、そこに収められた本も見た目からして豪華だ。深紅の革表紙は艶やかに光り、四隅には傷まないよう金属の装飾まで施されている。

上級学校でも見たことがないほど豪奢な本を見て、イビィはその題名に目を向けた。

「皇室家系図?」

題名を見た瞬間、なぜこれほど豪華な本なのか理解した。

歴代皇帝とその一族をまとめた、皇室の家系図だったのだ。

一般の人々は、皇帝やその直系の皇族を除けば、皇族について詳しく知る機会はほとんどない。

「皇帝陛下のお名前くらいしか知らないものね」

イビィは入学許可証の下に記され、淡く光っていた皇帝の名前を思い出した。

クライス・アレルキアン・ハルキア。」

実のところ、皇帝のフルネームを覚えている者は――

彼らの多くは、皇帝の本名を呼ぶ機会などなかったからだ。

皇帝、皇后、皇太子――それだけ知っていれば十分だった。

しかも今は皇帝に家族がおらず、皇帝のことだけ知っていれば問題なかった。

それ以上に詳しい知識は、平民ではなく貴族が学ぶべき教養だった。

貴族はいつか皇帝や他の皇族と会う機会が多く、彼らに仕えることも義務だったからだ。

「私たちは次の学期から習うって言われてたよね。」

だから英才院では、次の学期の教養の授業から、皇族や帝国のさまざまな貴族の家門はもちろん、それに関する数多くの礼儀作法を学ぶことになっていた。

その案内を聞いた貴族の子どもたちは、退屈そうな反応をしていた。

幼い頃からすでに学んできた内容だったからだ。

そのとき案内文で見かけた本の名前が載っていたが、今見ると、その本はすべてこの部屋に保管されているようだった。

「少しだけ見てみようかな。」

勉強しなければと思っていたが、最初に目にした豪華な本に、すっかり心を奪われてしまった。

何度か迷った末、イビィは本を取り出し、窓際の机に腰を下ろした。

「よいしょ。」

表紙だけでも重く、両手で開かなければならないほどの大きな本だった。

イビィはたちまちその内容に引き込まれていった。

最初のページには、びっしりと皇族の名前と、その家系図が描かれていた。

さらにページをめくると、皇帝たちの名前、生まれた年、残した功績、指示やその治世に起こった出来事が詳しく記されていた。

普通、このような本は事実だけを簡潔にまとめたものが一般的だ。

しかし、皇室で保管されていたこの本は、他の貴族家にあるものよりも、はるかに詳しい内容が収められていた。

「エルカデンの戦いのことだ。」

帝国の歴史において、いつの時代も最も重要な出来事として語り継がれる戦いだった。

実際、戦闘そのものはそれほど大規模ではなかった。

だが、その戦いでは皇帝と数十人の側近たちが、数千の軍勢を打ち破ったのだ。

信じがたい話ではあったが、この戦いは数多くの証拠が残る歴史的事実だった。

その後、皇室を称える話になるたび、必ず最初にこの戦いが語られた。

上級学校の歴史の教科書では文章だけで説明されていたが、今読んでいる本には、その戦いの様子が絵として描かれていた。

精巧に描かれたその絵から、イビィは目を離せなかった。

絵には、皇帝が押し寄せる敵に向かって手を掲げ、その手からまばゆい光が放たれている場面が描かれていた。

「え?」

そのとき、ある一点がイビィの目を引いた。

それは、絵の中の皇帝の手の甲だった。

小さな部分ではあったが、皇帝の手の甲には、はっきりと奇妙な――

まるで紋様のようなものが描かれていた。

一見すると、ただの染みのようにも見える。

「…………」

イビィは自分の手の甲を見つめた。

そんなはずはないと思いながらも、絵に描かれたその痣のような模様が、自分の手に一度現れたものとよく似ている気がした。

今は何もない自分の手の甲を見つめたあと、イビィは再びページをめくった。

興味本位で読み始めた本だったが、本当は早く試験勉強をしなければならなかった。

「もう本当に勉強しなきゃいけないのに……」

だが、イビィはまたしても本の内容に夢中になってしまった。

気がつけば、もう最後のページまで読み進めていた。

クライス・アレルキアン・ハルキア……」

最後のページには、現在の皇帝の名前が記されていた。

そして、その隣にはもう一つの名前もあった。

「リリアン・シェル、イビィ・シェル・ハルキア?」

聞き覚えのある名前だった。

誰だっけ?

いつ、この名前を――。

その名前をどこで聞いたのだろう?

そのとき、イビィはようやく思い出した。

「――あのお墓!」

初めてシアン教授と出会った森。

そこにあった二つの墓石に刻まれていた名前だった。

どうしてその名前がこの本に載っているのだろう。

イビィはもう一度本へ視線を戻した。

皇帝の名前の横から線が伸び、その下にイビィの名前が記されている。

つまり――

「リリアン・シェルは皇后陛下のお名前で、イビィ……これは皇女殿下のお名前なんだ。」

だが、現在の帝国には皇后も皇女も存在しない。

皇帝はただ一人だけだ。

そのため、皇帝はいずれアルセル家かルスカー家の誰か一人を養子に迎えるだろう、と誰もが噂していた。

イビィは再び二人の名前を見つめた。

名前の横には、それぞれ二つずつ日付が記されていた。

その日付が何を意味するのか、イビィには分かっていた。

それは、生まれた日と、この世を去った日だ。

リリアン・シェルとイビィが亡くなった日は同じだった。

イビィは言いようのない重苦しさを覚えながら、本を読み進めた。

本は、それまで歴代皇帝について記していたのと同じように、感情を交えず事実だけを淡々と記していた。

そのため、皇后と皇女がどのように亡くなったのかについても、ありのままの事実が書かれていた。

二人の最期を読み終えたイビィは、小さく息をのんだ。

「痛かっただろうな……」

胸が締めつけられるように痛んだ。

皇帝が到着する前に、皇后と皇女は敵軍によって命を奪われていた。

それなら、今の皇帝陛下はどれほど悲しかったのだろう。

二度と会えない場所へ家族を失ってしまったのだから、その悲しみは計り知れないはずだ。

エラム市でも同じだった。

帝国の辺境にあり、戦火を免れた都市だと言われていても、多くの若者たちは戦場へ向かい――

戻ってくることはなかった。

残された家族は、亡くなった人の名前を刻んだ墓石を建て、その前で故人を偲びながら涙を流した。

そう、まるで……。

「……シアン先生」

イビィは、初めて墓石のある場所を訪れたときのことを思い出した。

花が咲き乱れる静かな墓の前で、シアン先生は一人、静かに涙を流していた。

「どうして?」

どうして英才院の教授が、皇后と皇女の墓の前で泣いていたのだろう。

知り合いだったのだろうか。

考えてみたものの、答えは分からなかった。

イビィは戸惑いながらページをめくった。

すると、そこには肖像画が二枚描かれていた。

これまでの歴代皇帝のページと同じように、このページにも皇帝と皇后の肖像画が載っているのだろう。

「ここだけ空いてる……」

そこだけは空白だった。

前のページには歴代の皇子や皇女の肖像画がすべて載っていたが、最後のページだけは空白だった。

そこにはただ「イビィ」という名前だけが記されていた。

その名前をしばらく見つめていたイビィは、ふと顔を上げた。

さっき博物館では見ることのできなかった、現在の皇帝陛下の肖像画が気になったからだ。

「えっ……!?」

しかし、その肖像画を見た瞬間、イビィは思わず椅子から立ち上がった。

「教授だ……」

描かれていた人物は、どう見てもシアン教授だった。

「教授……」

明るく短い金髪。

澄んだ青い瞳。

顔立ちまで、間違いなく彼そのものだった。

だが、一つだけ違う点があった。

肖像画の中の皇帝は、まったく表情を浮かべていなかった。

けれどシアン教授は――

「よく笑う人なのに」

イビィは、自分と一緒にいるときの彼の姿を思い浮かべた。

だんだんと。

最初は怖かった。

でも今は、怖いのは教授ではなく、教授がいなくなることだった。

しばらく肖像画を見つめていたイビィは、隣の肖像画へと視線を移した。

「リリアン・シェル……」

すでにこの世を去った皇后。

燃えるような赤い髪と、深い緑色の瞳を持つ女性だった。

そして、以前イビィが博物館に閉じ込められたとき、「大丈夫」と語りかけてくるように感じた肖像画の人物でもあった。

イビィはそっと絵に手を添えた。

空間を愛おしむように、その表面をゆっくりとなぞった。

まるで、本当に皇后に触れてみたいと願うかのように。

そのとき、開いた窓から風がそよいで入ってきた。

風がイビィの髪をかすめた、その瞬間――

イビィは思わず胸が締めつけられた。

「……お母、さん」

一度も呼んだことのないその呼び名が、かすれた声となって唇からこぼれた。

口にできるはずのない言葉。

結局イビィは勉強を一つもしないまま、図書館を後にした。

それでも図書館の閉館時間になったから出ただけで、そうでなければ門限まであそこにいたに違いなかった。

「もっと見ていたかったのに……」

もう出なければならないという司書の言葉に従い、元の場所へ戻した皇室家系図の本のことが頭から離れなかった。

「借りることもできないなんて」

後日、図書館が正式に開館したらこの本を借りられるかと尋ねてみた。

イビィの質問に、司書は申し訳なさそうな表情で答えた。

「これは教授の方しか貸し出しできません。それも授業で必要な場合に限ります。実は、この部屋に入って閲覧するにも許可が必要なんです。でも、知らずに入ってしまったようですし、今日はこのままで構いませんよ。」

そう言って司書は、イビィが部屋を出ると横に置いてあったロープを入口に張った。

本当に許可がなければ入れない部屋だったのだ。

「次はいつ見られるんだろう」

皇室について学ぶ授業は、第2学期から始まる予定だった。

第2学期が始まるまでには、まだかなり時間がある。

「それまで待つしかないのかな」

それとも――

「教授なら借りられるって言ってたよね」

それなら、マレス教授かシアン教授に借りてもらうようお願いできるだろうか。

「マレス教授は無理そう」

今でも「数学! 数学こそ世界の真理だ! それ以外は全部おまけだ!」と言って、数学を何よりも重んじている先生だ。

そんな先生が、皇室家系図なんて本を借りる手助けをしてくれるとは思えない。

「どうせみんな亡くなった人なんだから、それを見るくらいなら、その時間で数学を勉強しなさい」

――そんなことを言われそうだった。

「やっぱりシアン教授にお願いしよう」

シアン教授は外国語担当ではあるが、それでもマレス教授のように「外国語だけやっていればいい」と言うような人ではなさそうだった。

「本を借りられたら、真っ先にシアン教授に見せよう」

今の皇帝陛下の肖像画を開いて、

「陛下、本当に教授にそっくりですよ」

と教えてあげよう。

「きっと教授も驚ろうな」

もしかすると、自分以上に驚くかもしれない。

And、周りの人たちに、

「私と皇帝陛下って、結構似ているだろう?」

なんて自慢するかもしれない。

そんなことを考えていたイビィは、ふと

「……もしかして、シアン教授が皇帝陛下だったり?」

と思った。

――数秒後。

「そんなわけないよね」

イズリエラ学園長もシアン教授のことを知っていた。

だからこそ、手紙も代わりに届けてくれると言っていたのだ。

「学園長みたいな大人が、嘘をつくはずないもん」

もしイズリエラがこれを聞いたら、

「そんな人生を送りたかったんですね……」

と呆れたようにつぶやくだろう。

そんなことを思いながら、イビィは再びシアン教授のことを考えた。

「季節祭にも連れて行ってくれたし」

寄宿舎に一人残っている自分を気遣い、外へ連れ出してくれた。

祭りの催しも、一つひとつ案内してくれた。

「皇帝陛下は忙しいって言ってたよね」

そんな人が、一学生を外へ遊びに連れて行くはずがない。

やっぱり違う。

そう思いながらも、心のどこかで引っかかるものは残っていた。

初めて墓で出会ったとき。

あの人が静かに泣いていた姿が、何度も脳裏によみがえる。

親しい人を亡くしたから、そうだったのかもしれない。

それでも――

「教授は教授だよ」

長いこと考えた末、イビィは首を横に振った。

「寮に戻ろうかな」

けれど、門限まではまだ時間があった。

もう少し外で勉強してから帰ろうと思った。

アイリーンもいないし」

そう思うと、寮へ戻る気はますます失せた。

本館はもう閉まっていて、マレス教授の研究室にも入れない。

寮はあまり気が進まないし、カフェテリアは人でいっぱい。

ほかの建物も廊下で騒いでいる学生が多い。

結局、イビィが行ける場所は一つしかなかった。

「シアン教授の研究室へ行こう」

どうせ、あそこには自分とシアン教授以外ほとんど誰も来ない。

「今日、教授が来てくれるといいな」

外国語の試験は来週だ。

分からないところを質問できたら助かる。

「教授の研究室へ行くなら……」

イビィは、本棚の下にこっそり隠してある紙箱のことを思い出した。

あの箱はもうかなりいっぱいになっていた。

思っていたより早く紙で埋まっていく箱を思い浮かべると、不思議と心が温かくなった。

「もうすぐ送れる」

少しでも早く送りたかった。

だから、あんなに一生懸命箱をいっぱいにしようとしていたのだろうか。

「今日も見て回ってから帰ろう」

そのとき、遠くで一人の学生が自分のノートをゴミ箱に捨てるのが見えた。

その光景を見て、イビィの表情がぱっと明るくなる。

学生が立ち去ると、イビィは周囲を確認し、そっとゴミ箱へ近づいた。



 

  • 禁じられた部屋での「皇室家系図」との遭遇

    イビィは仮開放された英才院の図書館で、偶然入った閲覧許可が必要な部屋から豪華な『皇室家系図』を見つけ、内容に引き込まれます。そこには、過去に手の甲に現れた痣と酷似した紋様を持つ皇帝の絵や、かつて森の墓石で目にした名前(亡くなったとされる皇后リリアンと、自分と同名の皇女イビィ)が淡々と記録されていました。

  • シアン教授の衝撃的な正体と、呼び覚まされる記憶

    家系図の最後のページで、現在の皇帝の肖像画を目にしたイビィは、それがいつも優しく笑ってくれる「シアン教授」と瓜二つであることに驚愕します。さらに、赤い髪と緑の瞳を持つ皇后リリアンの肖像画に触れた瞬間、一度も呼んだことのない「お母さん」という言葉が自然と唇からこぼれ落ち、胸を締めつけられるような感覚に陥ります。

  • 教授への信頼と、ゴミ箱へ向かう謎の行動

    イビィは「シアン教授が皇帝であるはずがない」と自分に言い聞かせつつも、彼が墓前で涙を流していた姿を思い出します。門限までの時間を過ごすため、また試験の質問をするために彼 Research(研究室)へと向かうことを決めたイビィは、研究室に隠してある「もうすぐ送れる、紙でいっぱいになりつつある箱」を思い浮かべて心を温めますが、直後に他の学生がノートを捨てたゴミ箱へとそっと近づいていきました。

 

 

 

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