こんにちは、ピッコです。
「夫を味方にする方法」を紹介させていただきます。
今回は141話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
死ぬ前に読んでいた本の中の悪女ルードべキアに憑依してしまう。
前世では養子となった家族から虐待を受けていたけど、ルードべキアも同じような境遇だった…。
しかも父によって政略結婚させられた北部最高の冷血な騎士イースケは原作で自分を殺すことになる夫だった!
小説の内容をすでに知っているルードべキアは、生き延びるために夫を愛する演技をするが…
ルードベキア:ルードベキア・デ・ボルヒア。本作の主人公。愛称はルビ。
イースケ:イースケ・バン・オメルタ。ルビの結婚相手。愛称はイース。
エレニア:エレニア・バン・オメルア。イースケの妹。愛称はエレン。
フレイヤ:フレイヤ・バン・ピュリアーナ。イースケの幼馴染。
ボルヒア:教皇。ルビの父親。
チェシアレ:チェシアレ・デ・ボルヒア。長男
エンツォ:エンツォ・デ・ボルヒア。次男。
ローニャ:ルビの専属メイド
141話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- ルードべキアの体②
「じゃあ、これが・・・。勝手に輝いたりする時もありますか?」
「珍しいですが、特に激しい神聖衝突に見舞われるとそういうこともあります。例えば浄化と破壊の衝突とか・・・」
「衝突・・・」
「もしかして見たことがありますか?」
見たことがある。
あの時お義父さんが割り込んでいなかったら、チェシアレは倒されていただろうね。
それくらいイースケは・・・。
とにかくあの時、保護してくれる神聖が全くなかった私が一人だけ平気だったのは、全てこのブレスレットのおかげだということだ。
完璧な遮断だから。
「詳しく説明してくださってありがとうございます。ただ、まだ少し不思議な部分があるのですが・・・」
「なんでも聞いてください」
「私の固有の神聖問題について、実家の家族はなぜ今まで何も知らなかったのでしょうか
?セルゲイさんでさえ、すぐに把握して、私が病気になると推測したじゃないですか。それなのに・・・」
分かったとしても知らないふりをした可能性も高いが、念のため質問した。
すると、急にセルゲイが妙な表情を浮かべる。
急に何か怒ったような気もするし、悲しいような気もするし、あるいは・・・。
いきなり可哀想に見てるような表情。
「どうしたのですか?」
「ああ、恐縮です。それは・・・、全く見当がつかなかったのかもしれません。奥様の状態について何も確信できないので断言はできませんが、15歳以降に症状を見せ始めていたら、おそらくそれまではコアがきちんと存在したはずです」
存在していたものが無くなった可能性があるということか。
確かに、私の特殊な状態を考慮すれば可能性はある。
元のルードべキアにあって、私にはない・・・。
「先天的にない場合も稀ですが、後天的に消える場合はもっと稀ですので、本当に特殊な状況ですが、とにかく幼い頃に確認していたら、その後は聖職に従事しない限り、別に確認することがなかったはずです」
あまり明快に聞こえない。
法王庁所属の医者たちが私を診察しながら何も知らなかったと?
それに、私以前のルードべキアが元々どんな状態だったのかは私も知らない。
ただ、原作での彼女は一度も私のような病気になったり、一人で病気になることはなかった。
魔獣たちと絡んだこともなかったので、おそらく他人の体に入ってきた副作用だと推測する。
私の不審な表情にセルゲイは苦しいと思ったのか、とても悲しいため息をつく。
「申し訳ありません、奥様。奥様本人さえ知らないようにするだけの理由があったと思います」
「・・・」
「だから、奥様は、そういう欠点なら、欠点に見えるような部分が知られてはいけなかったでしょうから。いつどこへ行くことになるか分かりませんでしたから・・・」
法王の娘であるロマーニャの王女に固有の神聖性がないという事実が知られれば、売り払う時に価値が落ちるかもしれないという憂慮からそうしたという意味だった。
それに私は法王庁の実の娘ではない。
人は知らないとしても疑いはしてる。
神聖コアがないということが知られれば、その疑惑に確信を植え付けるのと同じだったはずだ。
やっぱりそういうことだったんだ。
確かに、知らなかったはずがないよね。
だから、うちのお医者さんもそんな表情で見つめなくていいのに。
「気にすることはありません、そうだろうと思っていましたから。ただ私の兄がこのブレスレットを見ても何も言わなかったのが不思議です」
「それは多分、何なのか分からなかったからだと思います。龍の心臓で作った物は現在それ一つだけでしょうから。南部人なら分かるはずもないですし、また別に何か感知されるわけでもないのに・・・」
私が先に別れの挨拶をすることで、薄暗い雰囲気を集結させる。
とにかく、もう私の秘密を知っている人がかなり多くなったね。
エレニアと養父、オメルタの護衛騎士団、国王、ロンギヌス騎士団、王宮近衛隊、主治医。
それでもそれほど不安だったり心配がない自分が不思議だった。
何故かは私にも分からない。
私が特に強くなったり、運が悪くなったりしたわけでもないのに、どうでもいいような気分だ。
イースケが生きていて、私も生きているので、これから何が起こっても大丈夫そうな、そんな気持ち。
そして、うちの竜の子もポポもグリフィンも全部無事だ。
宮殿をメチャクチャに叩き壊してしまったけど・・・。
ルビの魔獣を引き寄せる能力は生まれ持ってのもの?
秘密は多くの人に知られましたが、今のところ悪用される可能性は低い?