幼馴染が私を殺そうとしてきます

幼馴染が私を殺そうとしてきます【148話】ネタバレ




 

こんにちは、ピッコです。

「幼馴染が私を殺そうとしてきます」を紹介させていただきます。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【幼馴染が私を殺そうとしてきます】まとめ こんにちは、ピッコです。 「幼馴染が私を殺そうとしてきます」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹...

 




 

148話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • みんなで仲良く

朝食の席の雰囲気は冷ややかだった。

一席を占めて座るオスカーのせいだ。

しかもレリアの隣に座っていたため、なおさらだった。

家族たちは皆、冷たい目でオスカーを見下ろした。

友人たちはオスカーの到着を前もって知っていたのか、何の表情も見せなかったが…。

「ゴホゴホ。」

息が詰まるような雰囲気に、ついにレリアが咳をした。

オスカーは自然に彼女に水の入ったコップを差し出した。

レリアはそれを受け取りながら、周囲の様子をうかがう。

「……」

家族たちは目を大きく見開いたまま、彼らから目を離さなかった。

まるで彼がレリアに毒でも盛った水を渡したかのように。

これはもうだめだ。

レリアはオスカーが家族たちに嫌われていることを実感した。

望んでいたわけじゃなかった。

もちろん……過去のことを考えると仕方のないことかもしれないけれど。

「申し上げたいことがあります。」

レリアは皆の視線が自分に向くとすぐに口を開いた。

「実は以前、皇城で……逃げ出したいって独り言をつぶやいたことがあるんです。それをオスカーが聞いて、私を中立区域へ連れていったんです。」

息もつかずに一気に語った。

家族たちは「ふうん……」という目でレリアを見つめた。

『言い訳してるんだな。』

誰が見ても、みんな心の中でそう思っているような目だった。

レリアが再び口を開こうとしたとき——

「ああ、だからお二人が中立区域にいらっしゃったんですね?」

話し出したのは母だった。

いつの間にか落ち着きを取り戻した彼女は、穏やかに見える表情をしていた。

隣で慌てて母を支えていたカリウス叔父が、「それはどういう意味だ」と尋ねた。

母は少し笑いながら答えた。

「その時オスカー様がいなかったら、私は本当に死んでいたでしょう。」

その言葉に食堂の空気が静まり返った。

皆が驚いた目で母を見つめた。

そういえば、母に会って救われた経緯を説明する時、その部分ははっきりと語っていたのだった。

レリアはおずおずと口を開いた。

「はい。あのときオスカーがいなかったら……逃げ出したとしても、結局神殿に捕まっていたと思います。」

思い出すたびに胸が痛んだ。

あのとき、もしもう少し母と出会うのが遅れていたら……。

「おかげさまで家族に会えました。本当にありがとうございます、オスカーさん。」

「……いえ。」

母の言葉に、オスカーは小さく答えた。

オスカーを見る家族の表情が少し和らいだ。

一方で、友人たちの目は冷たくなったが。

 



 

食事の後、レリアはオスカーと二人で散歩に出かけた。

軽く散歩をした後は、温室に行って友人たちと一緒にお茶を飲もうと思っていた。

レリアはそのついでに、オスカーに代わりに皇帝になった人物についてあれこれ尋ねた。

オスカーは率直に、彼が魔力で作った人形であることを告白した。

レリアは驚いた。

目をぱちくりさせる姿が、オスカーの目には愛おしく映った。

「じゃあ……仕事は誰がするの?人形がそんなこともできるの?」

かわいらしい質問に、オスカーは優しく答えてあげた。

「…重要な案件は私に連絡が来るから。」

「じゃあ本当に…本当に戻らなくてもいいの?」

「うん。」

確信に満ちた答えにレリアは唇を噛んだ。

オスカーの道を塞いでしまったような罪悪感と、ここで一緒にいられるという喜びが入り混じって複雑な気持ちだった。

「…今度、一緒に行ってみようよ。」

「フレスベルグ帝国に?」

彼女はこくりとうなずくと、オスカーは静かに微笑んだ。

少し前までは、あの皇城にレリアを閉じ込めておきたいという思いでいっぱいだったが、今は違った。

あんな冷たくて沈んだ場所は、レリアには似合わなかった。

ましてや、皇帝即位式以降、フレスベルグ皇城はまるで処刑場のようだった。

オスカーが先皇帝を殺し、偽物を立てたことを知らない神官はいなかった。

それでも誰も異議を唱えたり、別の考えを持つことはできなかった。

一言でも間違えば、命を落とすのがこの国なのだから、どうしようもなかった。

冷たい氷の城のようなあの場所に閉じ込めていたら、レリアはきっとこんな温かい表情を浮かべることはなかっただろう。

オスカーは歩みを止め、レリアの頬に触れる。

レリアはそんなオスカーの手を取り、自分の頬にもっと近づけた。

その愛おしげな仕草に、オスカーはこみ上げる感情に包まれた。

罪悪感だった。

彼は無理やり何も感じていないような顔を作った。

レリアはその表情をじっと見つめて、ぽつりと尋ねた。

「今、何を考えてるの?」

「…キスしたいなって。」

間違ってはいない。

罪悪感とは関係なく、彼は彼女を抱きしめ、飲み込みたいと思った。

ここが外でも中でも関係なく、本能のままに彼女を求めていた。

レリアは真剣な表情で周囲を見渡した。

頬が赤く染まる様子が、なんとも初々しかった。

「ごめん、でもちょっと照れるね。」

「……」

レリアの返答に、オスカーは小さく口元を上げた。

そう言われると、さらに触れたくなる衝動が押し寄せてきた。

「じゃあ、代わりに手にしてあげる。」

レリアは自分の頬に添えられていた彼の手を取って、手の甲と手のひらに一度ずつキスをした。

彼女の唇から聞こえた「チュッ」という音は、これ以上なく愛らしかった。

そして「これでいい?」という表情で彼を見上げた。

以前では想像もできなかったような愛らしい行動に、オスカーの胸は締めつけられた。

苦しいほどに幸せだった。

やはりレリアを本国に連れて帰らなくてよかった、という思いがよぎった。

しかしその思いも長くは続かなかった。

ちょうどその時――

「おい、チビ。」

遠くからカーリクスがバタバタと歩いてくるのが見えた。

まるで道端で恋人にケンカを売るチンピラのような言葉遣いと表情だった。

カーリクスはまるで軍隊で後輩の気を引き締めようとするような顔をして、ずんずんと近づいてきた。

まるで掴みかかるかのように、眉間にしわを寄せると、彼はレリアとオスカーの間をぐいっと割って入った。

「おい、バカならバカらしくおとなしくしてろ。」

「……」

カーリクスの言葉に、オスカーは彼を無視して視線をそらした。

反対に、レリアは驚いたような目でカーリクスを見つめた。

バカですって?あいつ、どこでそんな言葉を覚えたの?

「レリア、お前もちゃんとしろよ。バカにちょっとでも甘くすれば、家の中がすぐにめちゃくちゃになるんだから。叔父さんから聞いたことないか?」

「……」

叔父さんはいったいカーリクスに何を教えたのか。

レリアは爆弾を目の前にした気持ちで、カーリクスの様子をうかがった。

「おい、お前、さっきその手にキスしてただろ。ここにもしてみろよ。」

カーリクスはそう言って、自分の手を差し出してきた。

「……な、なに言ってるのよ。」

レリアは戸惑ったが、カーリクスはぐいっと大きな手をさらに近づけた。

オスカーが止めようとした瞬間、レリアがそれを制した。

正直なところ、友達とオスカーの関係はあまり良好ではなさそうだった。

どうせ前回の出来事のせいだ。

しかもカーリクスとは最後にケンカまでしたし……。

レリアは思わずケンカでも始まりそうで怖くなった。

友達が争う姿は二度と見たくなかった。二人のケンカを止めようとした。

慰めるためにカーリクスの手の甲にキスするくらいはできたかもしれないが、オスカーの視線が見えた。

互いの気持ちを確認した以上、もうオスカーとは恋人同然なのだから、当然の結果だった。

その事実に気づくと、妙に胸の中がムズムズとくすぐったくなった。

「早くして、早く。4回やって。」

「…うん、分かった。」

カーリクスの催促に応えながら、オスカーをちらりと見た。

オスカーは不機嫌なのを我慢しているような表情だった。

レリアはオスカーがその場で怒ってしまわないかと心配したが、彼の反応を見て安心した。

『このくらいじゃ特に嫉妬しないのかな。』

オスカーは明らかに嫉妬深いタイプだと思っていたので、意外だった。

カーリクスとは幼い頃から特別な友人関係だったから大丈夫なようだ。

一方、レリアはオスカーが他の女性の手の甲にキスすると考えただけで……その想像だけで顔が熱くなった。

以前、オスカーが他の女性に笑顔を見せたのを見て腹が立ったことを思い出した。

今思い返してみると、あのとき感じた感情は確かに嫉妬だった。

でも、相手が友人たちなら大丈夫だと思えた。

オスカーの手の甲にキスをするカーリクスを見ても想像はしていなかったが、特に何ともなかった。

むしろ仲が良さそうに見えて気分が良くなりそうだった。

オスカーもきっと同じ気持ちだろう。

レリアはそんなことを考えながら、せがむカーリクスの手の甲にちゅっとキスをした。

「うん、いいよ。」

カーリクスは笑いながら言った。

オスカーより2回多くキスをもらったことに満足している様子だった。

そうしてレリアはカーリクスとオスカーとともに温室へ向かった。

「でも、家族にはいつ話そうか?」

歩いている途中、カーリクスが突然言った。

レリアは何のことか理解できなかったが、心配していた爆弾がついに爆発したという確信が湧いた。

「なんの話?」

「お前と俺とあの子が結婚するって話。」

「………」

レリアはその場で立ち尽くして固まってしまった。

本当にカーリクス、君ってやつは……。

「それってどういう意味だよ。」

オスカーが眉間にしわを寄せて尋ねた。

カーリクスはいたって真剣な顔で答えた。

「どういうって、俺が君を弟として認めてやるってことさ。」

「………」

「昨日俺が言った話、ちゃんと聞いてなかったのか?カリウス叔父さんに教育してもらわないとダメだな、お前。弟としての基本的な姿勢ができてない。」

「………」

「よく聞け。レリアとは俺が先に結婚したんだ。俺が許してやらないと、お前もレリアと結婚できないってことだ。」

「誰がそんな勝手な戯言を……」

オスカーは怒りをこらえる声で唸った。

カーリクスは平然と応じた。

「誰がどう思おうと、もともと俺の気持ちだよ?とにかく特別にお前だけ許してやるんだから、感謝しろ。」

「………」

「グリフィス?ロミオ?あいつらには影も形もない。」

カーリクスが「お前だけ特別扱いされてる」みたいなことを言って苛立っていた。

オスカーはそれに価値を見いだす気はないと無視していた。

レリアは混乱していた。

本当に、もうどうして私ばっかり……

カーリクスがこういう時、レリアはいつも無視したり、ちゃんと説明しようとしたりしてきた。

でも効果はなかった。

カーリクスは、自分が信じたいことしか信じない性格だ。

その頑固さは誰にも崩せなかった。

もしかしたら、いまだにレリアのことを男だと思っているのかもしれない。

本当にそうだったとしても、もう驚くことすらなかった。ただ、呆れてため息が出るだけだった。

そうして歩いているうちに、いつの間にか温室の前にたどり着いていた。

「カーリクス、結婚は一人… ただ一人とだけするものよ。」

レリアは奥に入りながら、胸が締め付けられるのを必死に堪えつつ、絞り出すように言った。

「じゃあお前、こいつが愛人になってもいいってことか?」

返ってきた答えはさらに衝撃的だった。

カーリクスはオスカーを指して「愛人」と言った。

オスカーを私の愛人にするつもりか?

レリアは額を押さえた。

本気でカーリクスは自分とすでに結婚したと思い込んでいるようだった。

なんでこんなことに……

「カーリクス、私はあなたと結婚したことなんてないわ。」

「するって言ったか、実際にしたかなんて大差ないだろ。」

「するなんて言ったことないよ。」

「言ったよ。俺を突き飛ばしたじゃん。」

「それは……」

レリアは唇をギュッと噛み締めた。

胸の奥から怒りが込み上げてきた。

オスカーはその様子を見て、何のことかというような目でレリアを見た。

まるで前もって来ていたかのように、ロミオがすばやく駆け寄ってきて場を取り繕った。

レリアはじっと我慢してテーブルへ向かった。

そうして、気まずいティータイムが始まった。

 



 

 

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