ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜

ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜【198話】ネタバレ




 

こんにちは、ピッコです。

「ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜」を紹介させていただきます。

今回は198をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

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どういう訳か小説の中の悪の一族、アグリチェ一家の娘「ロクサナ」に生まれ変わっていた!

アグリチェは人殺しをものともしない残虐非道な一族で、ロクサナもまたその一族の一人。

そして物語は、ロクサナの父「ラント」がある男を拉致してきた場面から始まる。

その拉致されてきた男は、アグリチェ一族とは対極のぺデリアン一族のプリンス「カシス」だった。

アグリチェ一族の誰もがカシスを殺そうとする中、ロクサナだけは唯一家族を騙してでも必死に救おうとする。

最初はロクサナを警戒していたカシスも徐々に心を開き始め…。

ロクサナ・アグリチェ:本作の主人公。

シルビア・ペデリアン:小説のヒロイン。

カシス・ペデリアン:シルビアの兄。

ラント・アグリチェ:ロクサナの父親。

アシル・アグリチェ:ロクサナの4つ上の兄。故人。

ジェレミー・アグリチェ:ロクサナの腹違いの弟。

シャーロット・アグリチェ:ロクサナの妹。

デオン・アグリチェ:ロクサナの兄。ラントが最も期待を寄せている男。

シエラ・アグリチェ:ロクサナの母親

マリア・アグリチェ:ラントの3番目の妻。デオンの母親。

エミリー:ロクサナの専属メイド。

グリジェルダ・アグリチェ:ロクサナの腹違いの姉。

ポンタイン・アグリチェ:ラントの長男。

リュザーク・ガストロ:ガストロ家の後継者。

ノエル・ベルティウム:ベルティウム家の後継者

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198話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 異なる選択肢

『ここまでそれを持ってくるなんて、狂ったのか!?』

『私たちも・・・、そうしたくて・・・』

バドリサが負傷した家族の数人を怖がらせながら訓戒する声が聞こえた。

ロクサナは少し疼く額をつきながら毒蝶との繋がりを断ち切る。

すべてがロクサナが思っていた状況と変わらなかった。

ガストロ家の宿泊施設に火をつけるのは、元々彼女が計画していたことだ。

しかし、ロクサナの目つきは真冬の夕方、遊んだ赤い雪原のように痺れた。

ガストロの宿舎が火事になった時、ロクサナの前には二つの選択肢が。

ガストロ家の秘密を人前に曝け出すことと隠すこと。

それぞれの場合に取れる利点は異なり、最初に彼女が選択しようとしたのは断然前者だった。

しかし、いざ燃える建物を前に置くと、気が狂ってしまう。

明らかに視野に映った光景はユグドラシルに入る前から頭の中に描いてきたのと同じだが、不思議なことに言葉では言い表せないほど気分が不快になったのだ。

それで結局、ロクサナが実行したのは当初の計画とは異なる選択肢。

赤い瞳が横滑りする。

テーブルの上には先ほどシャーロットから最初に渡されたガストロの品物が置かれていた。

 



 

コンコン。

「姉ちゃん!」

その時、ジェレミーが到着した。

出入りを許すとすぐに彼が部屋に入ってくる。

「ガストロの宿舎で起きた火事は、姉ちゃんがしたこと?」

ジェレミーはドアをしっかり閉めて入り、ロクサナに尋ねた。

しかし、近くでロクサナの目を合わせた瞬間、ジェレミーはなぜか失言したような感覚になり止まるしかない。

「えっと・・・」

彼は素早く話題を変えた。

「そ、そういえばさっきシャーロットに何を頼んだの?あの子はちゃんと処理したの?もし間違いがあったなら私が・・・」

ロクサナはジェレミーの言葉を聞きながら思わず肘掛けを握っていた手に力を入れる。

それでしばらく流れ出た感情を抑え、ジェレミーに隣の席を譲った。

「ジェレミー、こっちに来て座って。話したいことがあるから」

ジェレミーはすぐにロクサナの隣に座る。

ロクサナはそんな彼と向かい合って口を開いた。

 



 

リュザークは新しく移した宿舎を見回した後、バドリサに向かい合う。

「新しい宿舎に他の異常はないようです」

「そう、お疲れ様」

バドリサは今回の火災事故で神経が尖った様子だ。

先ほど負傷者たちに怒っていた彼女の姿を見て、リュザークもさっきからバドリサが変な態度を見せた理由が何か分かった。

それでも他の家門に恥ずかしい姿を見せなくて幸いだったが、リュザークもやはり心が楽ではないのは同じ。

「さっきのこと・・・、もしかしてアグリチェと関係があるのですか?」

「・・・」

少し躊躇った後に持ち出した質問は二重の意味を持っていた。

バドリサの心はリュザークよりも複雑だ。

さっき会ったアグリチェ姉弟の言葉を思い出すと、頭の中がさらに混乱する。

当初、バドリサはアグリチェが火災と関連があるのではないかと疑っていた。

よりによって親睦会中にガストロの宿舎にだけ火災が起きるなんて、時期があまりにも偶然すぎる。

もちろん証拠のようなものはどこにもなかったが、すでにアグリチェに対する警戒心が頂点に達したバドリサには他の犯人がいるとは思わなかったのだ。

しかし、もしそうなら、さっきの彼らの態度はどうしてなのだろうか?

何も心配しないでと、むしろ自分を安心させてくれるなんて。

その上、家族の話によると、部屋の真ん中に散らばっていなければならなかった物がなぜか、後で確認した時は荷物の中にしっかり隠されていた。

ガストロの皆が疑問に思っているのを見ると、他の誰かが手を出したことは明らかだ。

「そうね・・・、何かを知っているのは確かだけど」

バドリサは再び煩悩に包まれる。

「一応今は夜遅くなったから明日また話しましょう。もう戻って休んで、リュザーク」

「分かりました。疲れていると思いますので、お母さんも早く休んでください」

リュザークはバドリサに挨拶した後、振り向いた。

ところがしばらくして彼が部屋のドアを開けた時、足元に何かが落ちてくる。

ドアの隙間に挟まっていたのは薄い封筒。

中に何かが入っているのか、それを取り上げると中でガサガサ音がした。

廊下を見回したが、目に入る人は誰もいない。

誰かが部屋の方に近づく気配も全く感じられなかったため、リュザークは顔を固める。

すぐに拾った封筒の表面を確認してから尚更に。

「どうしたの?」

「・・・お母さん」

振り返って再びドアを閉めて部屋に入ったリュザークがバドリサに封筒を渡す。

そして続く言葉にバドリサの目を閃光が掠めた。

「アグリチェの暗号が押された書信です」

 



 

ガストロ家の秘密とは?

ジェレミーがその話を聞いた時、彼はどんな反応をするのでしょうか?

書信の内容も気になりますね!

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