こんにちは、ピッコです。
「夫を味方にする方法」を紹介させていただきます。
今回は140話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
死ぬ前に読んでいた本の中の悪女ルードべキアに憑依してしまう。
前世では養子となった家族から虐待を受けていたけど、ルードべキアも同じような境遇だった…。
しかも父によって政略結婚させられた北部最高の冷血な騎士イースケは原作で自分を殺すことになる夫だった!
小説の内容をすでに知っているルードべキアは、生き延びるために夫を愛する演技をするが…
ルードベキア:ルードベキア・デ・ボルヒア。本作の主人公。愛称はルビ。
イースケ:イースケ・バン・オメルタ。ルビの結婚相手。愛称はイース。
エレニア:エレニア・バン・オメルア。イースケの妹。愛称はエレン。
フレイヤ:フレイヤ・バン・ピュリアーナ。イースケの幼馴染。
ボルヒア:教皇。ルビの父親。
チェシアレ:チェシアレ・デ・ボルヒア。長男
エンツォ:エンツォ・デ・ボルヒア。次男。
ローニャ:ルビの専属メイド
140話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- ルードべキアの体
エレンディルに来て以来、色々なことで寝込んだことは非常に多かったが、今回のようなケースは初めてだった。
いや、こうやって何の不安感も焦らず気楽にゆっくり休んだことは前世も含めて初めてだと思う。
外部にはまだ完全に回復していないと知られているようだが、実際、私はもうどこも痛くない。
多事多難だった祭りの間、疲れ果ててしまったせいか、気力を完全に回復するまでには少しかかったが、折角の長い休暇を断る理由もなかった。
私がそのように患者のふりをして楽しんでいる間、オメルタ家の主治医セルゲイ氏が毎日訪ねてきた。
特に痛いところもなかったので診察することもなかったが、代わりに私の様々な疑問を解決してくれた。
だから、いつかイースケがドルパルと称した主治医の両班は、なぜか不本意ながら私の秘密を共有することに。
「以前公子にも申し上げましたが、実は奥様は他人に比べて固有の神聖コアが非常に微弱です。事実上ないものというか」
「ほとんどないのですか・・・?」
「ええ、奥様の背景を考えると非常に意外だったと言えます。あくまで私の所見ですが、奥様のその、特殊な能力がその問題と関係があるような気がします」
「それじゃあ神聖の代わりに何か魔力のようなものが?」
「そうだったら大変だったでしょう。ただ、神聖コアがないような状態で、今まで強力な神聖だらけの環境で過ごされたはずなので、その反作用でおそらくしばしば原因不明の身体の苦痛に苦しめられたのでしょう。合っていますか?」
おお、正確に指摘された。
私がこれまでの年次行事の症状を説明している間、セルゲイ氏は「非常に注意深く聞いている」と主張する顔で黙々と耳を傾けている。
それからしばらくして、セルゲイ氏はとても慎重な口調で口を開いた。
「えーと、15歳の頃に大病にかかって以来、毎年2回ずつ、ところが北部に来てから急に頻繁になった。合っていますか?」
「はい。私以外の人たちは議員さえたちも何も感じませんでした。先日、夫が熱が出ると感じたのですが、それが熱病が重なったからか、他の理由のせいなのかはよく分かりません」
「私が奥様を初めて診察したあの時のことですよね?本当に熱病になりましたよ。しかし、全般的に私が見るには全て環境の変化のせいだと思います」
「環境の変化ですか?」
「よく理解できないと思います。ロマーニャは厳然たる聖徒であるうえ、奥様の実家は神聖の頂点の方々ですから。ですが、後天的に、簡単に言えば聖職に就いて以来、同じように強力に磨き上げたとしても、先天的な質の差は仕方がないものです。ほとんどの人が生まれ持った固有の神聖の量はほとんど似ていますが、特に目立つ特殊な血統も存在するものです。このオメルタ家のように」
そこには私も何の異見もなかった。
一般人のエレニアが一時的にでも使えるくらいなのだから。
原作では、この神聖というものに就いて別に分析したり重要に扱ったことがなかったので、あまり気にしなかったが、知れば知るほど奥深いね。
「それで、さっきおっしゃった環境変化というのが・・・」
「はい。今まで経験したよりも大きな負担になったということです。主治医としてこのような話をするのもアレですが、オメルタ家が昔から最高のパラディンだけを連続排出したわけではありません。他人とは次元を異にする固有の波動と共に純粋さと強力さの面で肩を並べる家門はないでしょう」
「それでは私が夫と近くにいるほど良くないということですね?私の夫はこの事実を知っているのですか?」
意地悪に尋ねると、忠臣深い主治医はすぐに当惑した表情で素早く首を横に振った。
「違うの?」
「絶対に違います!ですから、それを着けていらっしゃる限り、これからは苦しくないと思います」
え?
私は瞬きしながら視線を落とす。
正確には、ずっと着けていたブレスレットを眺めた。
イースケが私にくれた初めての贈り物、先祖が岩窟用の心臓で作ったという家宝だ。
ちょっと待って、そういえば・・・。
「最初に診察した当時は、私も完全に確信が持てなかったので、特にアドバイスはできませんでしたが、奥様が家出して帰ってきてから、もう一度詳しく調べた結果、やはりコア状態なので、念のため公子様に少し助言をしました。案の定、幸いピッタリのものを見つけたのですね」
「このブレスレットは何か重要な役割をするのですか?」
「神聖な接触を完璧に遮断してしまうのです。昔、ドラゴン狩りの真っ最中に死んだドラゴンの心臓で戦利品を作る代わりに破壊してしまった理由が、まさにそのためです。綺麗で張りますが、持っていても何の役にも立たないのです。生きている状態では聖剣で殴られ、いざ死んでからは他人の神聖だけでなく着用者の神聖まで封じてしまうので・・・。もちろん、奥様には有用なのですが」
なかなか最もらしい説明だね。
それにしても何の役にも立たないドラゴンの心臓でブレスレットを作り終えたなんで、イースケの曽祖父も子孫に劣らない非凡な悪臭美の持ち主だったようだ。
これを作って一体どこに使ったんだろう?
同僚たちと悪戯をしようと作ったわけではないだろうし。
とりあえずルビの体調も回復したようですね。
イースケの贈ったブレスレットに、そんな効果があったとは。
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